実相院 | |
ご案内 | 実相院は元天台宗の寺門派の門跡寺院で,「岩倉御所」とも言われる。本尊は鎌倉時代に作られたと伝えられる木造立像の不動明王である。 寛喜元年(1229),静基権僧正の開基で,紫野に創建されたが,一度京都御所の近くに移り,応仁の乱の戦火を逃れ現在地の岩倉に移されたといわれている。 霊元天皇の皇子義延親王から代々皇族が入寺する宮門跡となった。 実相院の建物は,東山天皇の中宮,承秋門院の薨去に際して大宮御所の建物を賜った四脚門,車寄せ,客殿で,今では現存する数少ない女院御所といわれている。 奥書院西側には池泉回遊式庭園,客殿東側には善阿弥作の「一仏八僧の庭」と言われる枯山水の石庭の2つの庭園がある。 また黒光りする板の間に映る「床紅葉」「床緑」も美しい。 |
拝 観 |
◆拝観時間◆ 3月〜11月:午前9時〜午後5時,12月〜2月:午前9時〜午後4時30分 ◆拝観料◆ 500円 |
交 通 | ◆地下鉄「北大路駅」から京都バス「実相院」下車すぐ ◆叡山電鉄鞍馬線「岩倉」下車 徒歩15分 |
URL | ◆実相院のHP◆ http://www.jissoin.com/ |
◆一口メモ◆ |
今年は実相院の紅葉特集が何回かテレビで放映されていました。中でも実相院といえば「床紅葉」みたいな感じで,美しく床に映る真っ赤な紅葉の様子を見て,これは行かなければ〜と言うことで実相院へ。 テレビの影響か結構不便なところにあるのに,わりと人が来ていました。 「床紅葉」のもみじの木は1本だけで,紅葉そのものは池泉回遊式庭園,枯山水庭園がきれいでした。しかも2つの庭園のように座って眺めるようなスペースもなく,写真撮影をする人でごった返しているので,あまりゆっくり見れませんでした。 私としては枯山水のお庭が一番よかったです。 実相院の前は岩倉公園になっていて,紅葉もきれいでお弁当を広げているとどこからか猫がいっぱいやってきます。バスを待つならここでゆっくりしてみるのもいいかも。近くには岩倉具視幽棲旧宅もあります。 2004.11.23 訪 |