東福寺
ご案内
 東福寺は京都五山の一つで,臨済宗東福寺派の総本山。
 摂政九条道家が,奈良最大の東大寺と奈良で最も盛大を極めた興福寺になぞらえようと,「東」と「福」の一字ずつを取り,京都最大の大伽藍を造営した。
 工事半ばの寛元元年(1243)聖一国師に開山を仰ぎ,嘉禎2年(1236)より建長7年(1255)まで19年かけて完成した。
 東福寺は紅葉の寺として有名であり境内には2000本以上の楓が植えられている。なかでも仏殿から開山堂に至る渓谷(洗玉澗「せんぎょくかん」)に架けられた通天橋からの眺めが有名である。この橋は1380(天授6)年,春屋妙葩(普明国師)が谷を渡る労苦から僧を救うため架けたと伝えられている。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時 (11月のみ午前8時30分〜午後4時30分)
◆拝観料◆ 通天橋・開山堂 400円,方丈八相庭園 400円
交 通 ◆JR奈良線または京阪本線「東福寺駅」下車徒歩10分
◆市バス202,207,208系統「東福寺」バス停下車
URL ◆東福寺のHP◆  http://www.tofukuji.jp/




◆一口メモ◆

 平日昼から用事で仕事を休んだついでに,東福寺まで足を伸ばしてみました。今年は一気に冷え込んだことから例年になく美しい発色で,市内のあちこちで少し早めのこの時期に紅葉が見頃と言われています。
 東福寺は以前行ったことがあったのですが,その年はあまりきれいに色づいていませんでした。しかし今年は駅を降りてお寺に向かうまでの間でもかなりきれいな紅葉が見れ期待大!
 東福寺の駅から行くと受付までに臥雲橋を渡るのですが,ここから通天橋がよく見え洗玉澗の真っ赤な紅葉が目に入ってきました。ここは無料区間ですから,ここから紅葉を眺めるだけでも十分きれいです。
 この日は平日でしたが団体さんがいっぱいでかなり混雑していました。週末ともなると,身動きが出来ないほどの混み具合だそうです。
 受付を済ませ中に入ると,真っ赤な世界に飲み込まれるようでした。紅葉の名所と言われるのも納得です。前来た時はイマイチな印象だったのに,こうも印象が変るものかと思いました。

2002.11.13 訪