法金剛院
ご案内
 法金剛院は,平安時代の初め,天長7(830)年頃,右大臣清原夏野が山荘を建て,死後双丘寺と称したのに始まる。
 その後文徳天皇が,天安2(858)年,大きな伽藍を建て天安寺として改築,さらに大治5(1130)年,鳥羽天皇の中宮待賢門院が天安寺を復興し,法金剛院とした。
 法金剛院は律宗・唐招提寺に属し,本尊は重文の阿弥陀如来,他にも僧形文殊菩薩,地蔵菩薩,十一面観世音菩薩などの重文仏像がある。
 庭園は待賢門院が極楽浄土として造園させた「池泉廻遊式浄土庭園」であり,林賢,静意作の「青女の滝」という巨岩を並べた滝がある。
 池の周りの遊歩道には紫陽花が植えられ,また「蓮の寺」として知られるように7月上旬から8月中旬には池や鉢植えの蓮が見頃となる。

拝 観 ◆拝観時間◆ 9時〜16時
◆拝観料◆  400円
交 通 ◆JR山陰線「花園駅」下車 徒歩3分
◆市バス91,92,93系統「花園扇野町」下車すぐ
◆京都バス61,62,63,65系統「花園駅前」下車 徒歩3分
 


蓮 花菖蒲 沙羅双樹の花
紫陽花 紫陽花
蓮の鉢が並ぶ境内 蓮の池と鯉 沙羅双樹,紫陽花,花菖蒲


◆一口メモ◆

 法金剛院へは紫陽花,蓮を見に出かけましたが,蓮の開花には少し早く,鉢植えのものはつぼみ,池の蓮に至ってはまだまだ花が付いていませんでした。
 鉢植えの蓮は世界中の蓮を集めているそうで,それぞれに名前が付けられており,開花すれば様々な種類の蓮が楽しめるようです。
 境内には,紫陽花,蓮の他にも,花菖蒲や沙羅双樹が咲いていました。

2003.6.24 訪