近江八幡 | |
ご案内 | 近江八幡の歴史は,天正13(1585)年,近江43万石の領主に任ぜられた豊臣秀吉の甥,秀次が八幡山に城を築き,安土城下の民を近江八幡に移し城下町を開いたことにに始まる。 秀次は城下に楽市楽座を開き,自由取引を奨励,城の防御である八幡堀を琵琶湖とつないで往来する船を寄港させるなど,商いのまちとしての繁栄の基盤を築いた。 【八幡山】 標高286mの八幡山山頂までロープウェイで約4分。(往復600円) 頂上には,この山に八幡城を築いた秀次を祀る村雲御所瑞龍寺がある。山頂からは,基盤の目状の近江八幡市街地や琵琶湖,西の湖などを望むことができる。 【日牟禮八幡宮】 伝記によれば,131年,第13代成務天皇が高穴穂の宮に即位の折に,武内宿禰に命じ,この地に大嶋大神(地主神)を祀ったのが,社の鎮座の始めとされている。 應神天皇6(275)年,天皇が近江に行幸された際,奥津島神社に参詣,還幸の折に当地に御座所が設けられ休憩された。その後,祠を建てて「日群之社八幡宮」と名付けられた。持統天皇5(691)年には藤原不比等が参拝し,詠んだ和歌に因んで比牟礼社と改められたと云われる。 【八幡堀】 豊臣秀次が八幡山のふもとに城下町を開いた時,当時の交通幹線であった琵琶湖を往来する荷船をすべて八幡に寄港させるために設けられた運河。 堀には遊歩道があり,白壁の土蔵や緑の柳,黄・紫の花菖蒲が美しい。 【西の湖】 琵琶湖八景のひとつにも数えられる西の湖は,琵琶湖から繋がる内湖で,ヨシの群生地があり,その中を縦横に水路が延びる日本最大の水郷地帯。 このヨシの生える水路を巡る「水郷めぐり」の舟は,豊臣秀次が,宮中の優雅な舟遊びを真似て行ったのが始まりと云われている。 現在4社が「水郷めぐり」を行っており,それぞれ1日2回定期便が運行されている。(大人 2100円)。 |
交 通 |
◆交通 JR近江八幡駅から近江鉄道バス |
日牟禮八幡宮 |
日牟禮八幡宮 |
観光案内所になっている白雲館 |
八幡堀(白雲橋付近) |
八幡堀と白壁の土蔵 |
八幡堀の花菖蒲 |
ヨシの茂る西の湖の水郷 |
水郷めぐり |
手漕ぎの和船 |
◆一口メモ◆ |
水郷めぐりで有名な近江八幡へは,近畿の日帰りツアーとして年配の人達に人気なのか,結構団体さんに出くわします。 メインはもちろん水郷めぐりなのですが,その他にも八幡堀の遊歩道を散策したり,八幡山ロープウェイで景色を楽しんだり,日牟禮八幡宮や周辺の歴史ある建造物を巡ったり。いろいろ楽しむことができます。 今回水郷めぐりの舟には乗らなかったのですが,舟には和船とエンジン船があり,業者によってルートも違うので,よく調べてから乗った方がよいと思います。 2003.6.8 訪 |