勝持寺(花の寺)
ご案内
 勝持寺は,白鳳8年(680)天武天皇の勅によって役行者が創建したのが始まりで,延暦 0年(791)桓武天皇の勅により伝教大師が堂塔伽藍を再建,薬師瑠璃光如来を本尊とした。
 承和5年(838)には仁明天皇の勅によって塔頭四十九院が建立されたが,応仁の乱の際,仁王門を除きすべて焼失した。現在の建物は乱後に再建されたものである。
 平安末期に西行法師がこの寺で出家し,庵を結び,一本の桜を植えて吟愛していた。これが世にいう西行桜で,この寺は「花の寺」と呼ばれるようになった。境内にはこの他約450本の桜が植えられている。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時30分〜午後4時30分
◆拝観料◆ 400円
交 通 ◆阪急電鉄「桂」駅下車 → 市バス「南春日町」下車 徒歩7,8分
◆阪急電鉄「東向日駅」またはJR「向日町駅」下車→阪急バス「南春日町」下車 徒歩7,8分
◆JR「向日町駅」下車,阪急電鉄「東向日駅」または「長岡天神駅」からタクシーで15分ほど
◆車で国道9号線の沓掛口左折。国道1号線または171号線から久世橋または久我橋を西進。



庫裡から阿弥陀堂への入り口

阿弥陀堂

阿弥陀堂下の狛犬

不動尊

鐘楼堂

 

勝持寺への参道

西山には多い竹林


◆一口メモ◆

 大原野神社本殿から数メートルで右手に勝持寺への近道があります。ちょっと荒れ果てた竹林の小道を歩いていくと,勝持寺への参道の途中に出ます。
 勝持寺へは竹林を見ながら,結構坂道を上がります。
 花の寺というのでもっと華やかなイメージを持っていたのですが,意外に阿弥陀堂や瑠璃光殿はこじんまりとしっとりした感じでした。
 しかし庭がとても広くたくさんのきれいなもみじが植わっていました。
 しかし,ここは花の寺と呼ばれる桜の名所。紅葉してない木はすべて桜です。桜ヶ丘と名づけられた桜の庭の満開の時期にももう一度ここを訪れてみたいです。

2002.11.16 訪