京都御苑
ご案内
 京都御苑は,東西は寺町通から烏丸通まで約770m,南北は丸太町通から今出川通まで約1300mに及ぶ広大な敷地の国民公園。
 この敷地内にある京都御所,仙洞御所は参観申込(京都御所は春・秋の一般公開がある)をしないと入ることが出来ないが,その他はいつでも自由に出入りすることが出来る。
 明治天皇が東京に移るまで,ここには宮家や公家の邸宅が建ち並んでいたが,今は玉砂利の通路が伸び,約5万本の樹木が植えられ市民の憩いの場となっている。
 御苑の中央北側にある京都御所は,平安から鎌倉時代には東洞院土御門殿と呼ばれる里内裏の一つだったが,元弘元年(1331)北朝の光厳天皇が皇居と定めた。その後信長,秀吉,家康らによって修理・造営されたが,嘉永7年(1854)に全焼した。現在の建物は安政2年(1855)に松平定信によって再建されたものである。
 御所の東南の大宮御所とともにある「仙洞御所」は,上皇の御所で,寛永6年(1629)に造営され,後水尾・霊元・中御門・桜町・後桜町・光格院の5人の上皇の御所となったが,安政元年(1854)に火災にあった。以降再興されることはなく,現在は小堀遠州が築いた庭だけが残っている。

入 苑 ◆入苑料◆ 苑内自由
 ◇京都御所◇ 春・秋に一般公開有。その他は事前の参観申込が必要
 ◇仙洞御所◇ 事前の参観申込が必要
交 通 ◆地下鉄烏丸線「今出川駅」または「丸太町駅」から徒歩3分
URL ◆京都御苑(国民公園)のHP◆ http://www.env.go.jp/nature/nationalgardens/kyohto/
◆京都御所(宮内庁)のHP◆ http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/kyoto.html



京都御所の築地塀

京都御所内の枝垂桜

京都御所内の枝垂桜

京都御所南の枝垂桜

桃林

桃林

承明門から見た紫宸殿

御車寄の春秋草花図

御池庭


◆一口メモ◆

 京都御苑の敷地は広大。駐車場は烏丸通側と寺町通側にありますが,道が渋滞していたため寺町通側に止めたら,御所までがかなり遠く感じました。
 桜の時期と一般公開が合わさったため,京都御所内は大混雑でほとんどよく見ることができませんでした。やっぱり参観申込をしてゆっくり見るのがよいようです。
 でも,京都御所内にある枝垂桜はとてもきれいでした。
 御所の外では,御所の南側の下立売御門近くと,北側の児童公園のある今出川御門近くに桜があり,蛤御門近くに桃林・梅林があります。
 今年は京都御苑内,京都御所の東側に京都迎賓館が完成,17日に会館披露式典が行われます。

2005.4.9訪