永観堂
ご案内
 永観堂は平安時代初期に,文人・藤原関雄が別荘を寄進し,弘法大師の弟子真紹僧都が寺に改めたもので,正式名は禅林寺という。永観堂の名は,平安時代に禅林寺に入寺し,貧しい人々に施し念仏行道を行った永観律師を讃仰して付けられた。
 また永観堂には,永観律師が念仏行道をしていると,阿弥陀仏が先に立ってともに行道をはじめ,驚いて立ち止まった永観に向かって振り向き「永観おそし」と言われたとの言い伝えがある,左後方に振り返った「みかえり阿弥陀如来」が安置されている。
 永観堂は,藤原関雄が「おく山の岩がき紅葉散りぬべし照る日の光見る時なくて」と詠んだように,古くから多くの文人に親しまれ,「もみじの永観堂」とも呼ばれている。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時
◆拝観料◆ 400円
交 通 ◆京都駅から市バス5系統 南禅寺永観堂道下車3分
◆京阪丸太町駅から市バス93,204系統 東天王町下車5分
◆地下鉄東西線蹴上駅から徒歩10分




◆一口メモ◆

 永観堂のもみじは有名なだけあって,トンネルのように空をもみじが埋め尽くし本当に見事です。紅葉の時期,夜にはライトアップがされるので仕事帰りに行ってみたのですが,やはり紅葉は青空の下見るのが一番きれいだと思います。夜の光に照らされたもみじも趣はありましたけどね。写真に撮ると暗くて余計その美しさが減少してしまいます。
 大学時代にこの近くに住んでいたので,よく近くを自転車で通っていたのですが,中に入るのは2度目。しかもよく考えてみると,2回ともなぜか訪れたのは夜。1度目はおおみそかに除夜の鐘をつきに行きました。(最初は高台寺に行ったのですが,108人しかつけず,2時まで何人でもつかしてくれる永観堂へ行ったのでした。)そして今回の夜間拝観。今度は昼間に入らなくては(^_^;)。  

2001.11.28 訪