平等院
ご案内
 平等院は,宇治川の西岸にあった源融の別荘を藤原道長が譲り受け,その子頼通が大日如来を本尊として寺に改めたものである。
 阿弥陀堂は通称鳳凰堂と呼ばれているが,その形が鳳凰が翼を広げたように見え,屋根の両端にも鳳凰が飾られているところに由来している。
 1994年12月に,「古都京都の文化財」のひとつとして,ユネスコの世界遺産に登録された平等院には,その後も金堂・経蔵・宝塔などが建てられ,現在の数倍もの広さをもつ伽藍が形成されていたが,1336年の戦火に大半が消失した。
 平等院には,梵鐘,鳳凰,雲中供養菩薩像など数多くの国宝が残されているが,これらは2001年3月にオープンした同敷地内の鳳翔館に展示されている。
 平等院の庭園にある樹齢250年といわれるフジは,4月下旬から5月初旬にかけて見事な花を咲かせる。

拝 観 ◆拝観時間◆ 3月〜11月 午前8時30分〜午後5時30分
         12月〜2月 午前9時〜午後4時30分
◆拝観料◆ 入園+鳳翔館 大人600円  鳳凰堂 500円
交 通 ◆JR奈良線「宇治駅」下車,徒歩10分
◆京阪電鉄宇治線「京阪宇治駅」下車,徒歩10分
URL ◆平等院のHP◆ http://www.byodoin.or.jp/




◆一口メモ◆

   平等院はもう4,5回目ですが,藤棚に藤の花が咲いているのは初めて見ました。藤の花は長い時は1mくらいになるそうですが,今年は不作(?)か,あまり長いものは見られませんでした。それにやっぱり桜と同じで開花時期が早かったようです。
 平等院の鳳翔館が出来てから,鳳凰堂内の拝観は別料金になってしまいました。入園料600円に別料金で500円かかるのは納得いかないなあ。
 でも,鳳翔館の52体の雲中菩薩像は,いろいろな楽器を持っているのが説明されていて面白いです。

2002.4.27訪