赤山禅院
ご案内
 赤山禅院は比叡山延暦寺の塔頭の一つで,天台宗第三代座主慈覚大師の遺命により,仁和4年(888)安慧僧都が創建した。
 天台宗の鎮守神に,陰陽道の祖神である泰山府君を赤山明神として祀っており,神仏混淆の形態を伝えている。
 御所の東北,表鬼門に位置するため,方除け・鬼門除けの神として信仰されている。
 また都七福神の一つ福禄寿の寺として知られているが,他の七福神もすべて祀られている。

拝 観 ◆拝観時間◆ 午前9時〜午後4時30分
◆拝観料◆ 無料
交 通 ◆市バス5系統「修学院道」下車 徒歩20分
◆京都バス「修学院離宮道」下車 徒歩15分
◆叡山電鉄「修学院駅」下車 徒歩20分




◆一口メモ◆

 赤山禅院では11月中もみじ祭りとして,参道に露店が並びお茶処が設けられます。
 以前訪れた時は,露店もあって多くの人で賑わい,紅葉も美しくてさすが「赤山」と言うだけある!と感動したのですが,12月になって紅葉も終わり,人影もまばらで寂しい風景でした。
 もともとここは神仏混淆なのでお寺だか神社だか分からない風情だし,提灯やのぼりがいっぱいあって雑然としている感じがするのに,露店の残骸が残っていてますますそんな感じに見えました。
 境内には真言密教の象徴である大きな数珠が門のように立っていて,それをくぐる時に呪文を唱えるそうです。

2003.12.4 訪