環境フォーラム2007結果報告

■ プログラム ■

■ ＮＰＯ法人川口市民環境会議からのメッセージ（浅羽理恵） ■

　本日は、第４回環境フォーラムにお越しいただきましてありがとうございました。私たち川口市民環境会議は昨年からＮＰＯ法人となり、川口市に関係するさまざまな人達と協力しながら環境問題の解決方法を考え、たくさんの市民の人たちが行動するような働きかけをしていきたいと活動しています。私たち１人１人が手をつなぎその環をどんどん大きくしていく事で、きっと川口市は日本中で１番、環境問題に一生懸命な人がいる街になると思っています。１人１人の行動は少しずつでも、力を合わせれば大きくなります。今日の皆さんの取り組みも、お互いに発表しあうことで、より一層その輪が大きくなっていく事と思います。今日の出会いをぜひ大切にして、たくさん刺激を受け、沢山勉強して、たくさんワクワクして欲しいと思います。

■ 岡村川口市長からのメッセージ ■

　日頃より、本市の環境への取組に対し、ご理解、ご協力いただき誠にありがとうございます。みなさんは、テレビや新聞で『地球温暖化』という言葉を目にしない日はないと思います。それだけ、身近な問題であり、一刻の猶予もならない緊急の課題なのです。そこで、市民・事業者・市とそれぞれの役割に応じ、力を合わせて市内の温室効果ガスの排出を抑制していく｢川口市地球温暖化対策地域推進計画｣を策定しました。この計画の重点行動計画の1つに、小学校低学年から大人まで参加できる「エコライフＤＡＹの取組の輪の拡大」を定めました。地球温暖化の原因の１つは、私たちの日常生活や事業活動から排出される二酸化炭素などの温室効果ガスであり、しかも家庭部門からの排出は年々増加しています。出来ないことをやれと言っても無理な話ですが、出来ることをやらない人が多いのも事実です。このフォーラムやエコライフＤＡＹに参加している子供達が、｢何とかしよう｣｢何か自分にできることはないか｣と真剣に考え、行動しています。われわれ大人も真剣に考え、子供達に恥じないように、自分達で出来ることをやっていきましょう。千里の道も一歩から。さっそく身近なことから行動していきましょう。

■ 実行委員長からのメッセージ（牧野真知子） ■

　第4回環境フォーラムは、会場を朝日環境センターから、地の利のよい駅前キュポ・ラのサポートステーションに移して開催しました。1部は児童・生徒･グループの発表、２部は初めの試みた子ども討論会、３部は物つくり体験の広場というプログラムで、盛況に終わることができました。 2004年の発表で朝日西小学校から提案された牛乳パックをトイレットペーパーにリサイクルされるシステムを、学校と企業の協動で作ることが出きました。このシステムは朝日西小学校、前川東小学校、戸塚南小学校の3校からスタートし、現在11校まで広がっっています。その経過を、ビデオ(製作:菊次先生)を使ってご紹介しました。戸塚南小学校の総合授業で行なった、製紙工場見学のシーンで、川口市内の学校牛乳パックを見つけることができました。
１部では、出前授業で伝えたことを基に、発展させて子供たちが取り組んだことや作品、行動を見せてくれました。エコライフＤＡＹの感想の中から魅力的なコメントを選び、発表を依頼するため各学校を訪問させていただきました。発表はとても楽しく、真剣に取り組んできた様子が伝わり、会場からも大きな拍手が起こっていました。今年はインターンシップの埼玉大学の学生さんがエコライフＤＡＹの報告書作りで活躍してくださり、その感想文と写真を使って代読してもらう発表もありました。 2部では子供討論会を行い、たくさんの方に参加いただき、活発な意見交換ができましたが、上手に討論を運ぶことができなかったことを申し訳なく思っています。コメンテーターの先生方の命の大切さ、食事の大切さなどを訴える心に残るお話は興味深くお聞きしました。 3部の物つくりも毎年大盛況で、今年は女性建築士のボランティアの方をお呼びして、環境に優しい家作りを教えていただきました。最後に、子供たちが満足！といっていたことがとても印象的でした。生徒の発表参加依頼にたいしまして、各学校の方々は快く対応してくださいました。環境フォーラムを開催するにあたって、多くの方々のご協力をいただき、お蔭様で約170名の方々がご参加してくださいました。心よりお礼申し上げます。