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大吉 闘病日記 |
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ご心配をおかけしました
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ドライブだいすき
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脚に腫瘍ができてから、ガンと診断され、二回手術。その後詳しい病理結果でガンではないらしいとわかるまでの毎日の日記です。
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7月 8/7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31
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車に飛び乗るのが、失敗してしまい、脚をぶつけてしまったようす。でも、とくに引きずる様子もなし。しかし、家にかえってみたら、どんどん膨れてきた。心配で、翌日病院へ。病院にいくと、「ヘルニアです」との診断。なんだかよくわからないけど、ぐいぐいと押し込まれてしまった。家に帰ったら、さらに腫れてきた。あまりに心配で、結局別の病院へ。すると、「手術をしましょう、空けてみないと本当のところはわかりませんから」とのこと。 急ぐことでもないそうなので、予定が空いたら入院させることになった。
朝から食事も、水も抜きで、病院に連れて行き、入院。その夜、手術が行われた。 手術後電話を頂く。「手術は無事おわったが、どうもいやな腫瘍があります」といわれる。
面会へ。思ったより元気そうで、差し入れの大好物のスイカをぱくぱく。先生のお話は、 ヘルニアではなかったもよう。しかし、けっこう大きな腫瘍が右後ろ脚付けねにあります。 どうも嫌な腫瘍で、この手術では取りきれなかったので、一部の細胞を取って、検査に出しました。ガンの可能性もあります。ガンの場合、断脚もありえます。とのこと。
面会へ。結構元気。差し入れの梨をばくばく。人間だったら、痛くて歩けないだろうに。すごい回復力。 しかし、切ったところなどから出てくる「しょうえき」という血液等が混じったものが止らず、おなかがずいぶん膨れてしまっている。帰り、病院を出て、車にのり、ふと見ると、なんと散歩している。家族以外の人に連れられて散歩している様子をみるのは、不思議な感じ。でも、散歩もできるぐらい元気なんだ、と安心。
退院。しょうえきはとまっていないので、腹はふくれたままだが、しばらくは、様子見。抗生物質と、消炎剤をもらって帰宅。しかし、それから、なにも食べなくなってしまう。あんなに好きだったものがすべて。病院でたべた梨も、すいかも。 それに、どうも顔がおかしい。環境の変化もあって、神経がささくれだっているのかも。寝ない。少しうとうとしても、がばっと起きてしまう。
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ふくれてしまった腹とタマ、傷口にはカットバン
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朝、やはりなにもたべないので、とにかく何でもいいとおもって、ペットショップにいき、よさそうなフードをいろいろ買ってくる。 すると、鳥レバーのフードはたべる。鳥ササミスティックもまあまあ食べる。牛肉が入っているものが嫌のようで、缶詰も、何もかも、全滅。空けてしまった数個の缶詰はそのままごみ箱行き。とにかく、鳥だ、と思い立ち、母が鳥レバーの生を買ってきて煮る。まあまあ食べる。どうも貧血の様子〔口のあたりが真っ白〕きっと、体に必要なものは、わかって食べるんだね。と話し合う。
まともにたべない。鳥レバーをやっと食べる、という感じ。 腹も、脚も膨れてきてしまっている。あまりに心配で、とにかく、病院に駆け込む。 食事をとらないのは、環境の変化で落ち着かないだろうからといわれ、病院では、よくたべていましたよ。といわれる。 とにかく、病院のフードを買ってみる。しょうえきは、注射器で6〜7本ぶんも取れる。 家にかえり病院のフードをあたえてみるも、たべない。
鳥のササミをよく食べることがわかったので、ササミをたべさせる。レバーは、豚だといまいち。やはり鳥がいちばんのようす。 気持ち的には、少し落ち着いてきたか?でも、やっぱりノリがおかしい。
状態はあまり変わらず。少しずつ元気になってはいるようだが、子犬のときから、ばかみたいに食欲だけはあったので、ここにきて食欲がないというのは、周りの人間にはこたえる。 腹、脚の腫れはおさまらず、先生に許可をもらい、冷やす。すこしよくなる。
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しょうえきがたまって、パンパンな腹
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食べないのは、抗生物質のせいじゃないか、という話になる。人間でも、薬で口がまずくなることがよくあるから。 抗生物質をのまなくてよくなって、消炎剤だけになったら、だんだんたべるようになってきた。でも、まだ鳥がいいらしい。
ずいぶん食事をとれるようになる。好き嫌いがはっきり。元気ももどってきた。 この夜先生からの電話で、腫瘍は、ガンであることをしらされてしまう。明日、病院にいくことになる。 一晩中寝られず、ネットで病気についてしらべまくる。
朝一番で、病院にむかう。食欲はどんどん回復。ドックフードも普通にたべる。なんでもたべる。 病院にて、しょうえきを注射器で7本分もとっただろうか。心配。まだこのしょうえきは、でるとのこと。 肉腫、つまりガンである。血管周皮腫か、脂肪肉腫か、神経鞘腫瘍である可能性が高い。 どちらにせよ、ここではこれ以上の診察ができないので、県外の獣医大学病院に行くこと。 そこで、専門の先生との話し合いで、今後を決めること〔脚を切る、切らない、転移しているかどうか、薬の治療は?〕とにかく、大学病院の予約がとれたら、連絡くださるとのこと。またしても、一番中ネットで情報あつめ。同じように断脚したハスキーの飼い主の方にメールで相談。金額などを。夜中にもかかわらず、すぐにわざわざ調べて、返事をいただけて、本当にありがたかった。
大吉本人は、めちゃくちゃ元気、猫を追いかけて走る。なんでもたべる。たべまくる。贅沢になってしまった。 腹のしょうえきによる腫れは、引かない。 先生から、電話で、大学側が8月中夏休みで、予約がとれないので、9月以降の予約になることをしらされる。 そんなんで、転移してしまわないのか不安。だが、しかたない。とにかく、大吉がめちゃめちゃ元気なのが、救い。また、病気に関する情報や、その他の情報をネットで見れたことで、なんとか眠れない夜をすごせたので、このページをつくることを決意する。
今日も、大吉元気。食欲旺盛。とにかく、人が近づくと、何かもらえるものだと思っている様子。食欲の権化ということで「ごんげくん」とネーミング〔私と夫の間のみ有効〕 氷が好きで、バリバリ食べる。 しょうえきはまだでているようで、腹はふくらんでいるが、脚は腫れが引いてほっそり。 舌などの色もよくなってきて、レバーの効果か?
朝から、食欲あり。ステックタイプのおやつフードを袋から6本ぐらい取り出して、ほーら、と扇みたいに見せたら、そのまま6本口に入れた。ますます「ごんげくん」と呼ばれている。脚やタマは、ふくらまなくなったけど、お腹はまだまだ。毎日しょうえきがたまっているんだろうから、膨れてくる。 はやく、しょうえきが出る量より、体が吸収する量が多くなるといいんだけど、ただし、ガンの部分から出ているかもしれない。母は、その部分を氷で冷やすことに、もう一生懸命。確かに効果があるようす。貧血も良くなっているよう。
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ビニールに水を入れて平らにして凍らせ、それで冷やします。
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食欲は、相変わらず。 妹が帰省してきたので、大吉はご機嫌。
腹は昨日より少し膨れてしまった。良くなる様子が見えないっていうのは、つらい。それに、しょうえきは、手術をする前は無かった〔気がつかなかった〕のだから、つい、手術しなくても・・とか思うけど、だとするとガンは見つからなかったんだし・・と、永久ループになってしまうので、考えないようにする。大は氷づけがいいかげん嫌みたいで、すぐ動いてしまって冷えがたりないか? 夕飯は、少し残した。暑かったから夏ばてか?それとも、妹が帰ってきていて、夜中遊んでいて眠れなかったから、寝不足?
今日病院につれていった。 あー、なんか毎日大吉の顔と腹じゃ、腹の方が沢山見ているみたい。腹にはりでつついたような穴みたいなものがあいてしまい、そこからじくじくとしょうえきが出てきた。それで、びっくりして病院につれていって、かなりの量のしょうえきを出してもらい、帰ってきたが、やっぱりじくじく出ているので、生理用ナプキンをあてて、テープで止めておいた。
ナプキンをあてて、テープで止めておいたのだが、朝起きてみたら、それごと食べて、さらに傷口が1センチぐらいに広がっている。もちろんしょうえきもみるみる出てくる。 腹を見たが、確かにみるみるティッシュが赤く染まってしまい、しょうえきというよりまるで血なので、早速病院に電話を入れ、「今からいきます。」と連絡。最近では病院に電話して、「だいきちです」というと、一発で誰だかわかってくれるようになってしまった。こんなところで常連になってどうするんだか。 さっそく見てもらったが、「ずいぶん1日でしょうえきがたまってしまいましたね」といわれる。 血色のしょうえき〔それは血じゃないんですか?と、聞いてしまったほど〕が今までになく沢山出てきてしまう。腹に刺したままの注射器の先からどんどん出てくる。いつもじゃ、私は、結構気丈に覗きこんだり質問したりするが、今日はショックで愛想笑いすらできない。私が見た限りでは、傷口が開いたように見えるので、縫うのかと思ったら、そのままカットバンを張ろうとするので、それは傷口が開いたものなのではないのですか?と聞くと、なめたのでこうなっただけ、染み出ているだけ、といわれる。 家では消毒液も無いし、エリザベスカラーもないしで、不安なので、入院をお願いする。
面会へ。 腹。板で圧迫し出血を押さえている。 元気は、ものすごく元気、食欲も旺盛。エリザベスカラー〔漏斗のような形をしたプラスチックの襟。犬の首に巻いて顔の周りをぐるりと覆ってしまうことにより、傷口などをなめないようにするためのもの〕をつけられたので、「エリザベス大吉」と呼ぶ〔えらそう〕。板で圧をかけたので、出血はおさまっているそう。板を支えるオレンジの包帯がまるでパンツのよう。ただ、次の手術にむけて、体調を保持していかなければならないこともあるので、様子を見ながらしばらくは入院。オリに入った大吉は、さすがにちょっといたたまれなかった。
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ダンボールの板で圧をかけています
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差し入れはぱくばく食べます
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「帰る、だからこのドアあけて」
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おり入り大吉
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面会へ。 腹。ふくらみがなくなっている。 今日は、病院の入り口に大吉が出てきて面会。レバーをたべまくって、梨もたべて、「帰る。」といって出口に行こうとしている。それをみた看護婦さんが、カラーをはずしてくれて、散歩に行ってきて良いですよ、といってくれるので、ちょっとその辺を一周。 フンを二回もして、二回目にはなんと、カットバンがでてきた。たべているらしい。 一周して病院に帰ってくると、入り口で「入らない。」と抵抗したが、とにかく入れて、看護婦さんに大吉をわたす。 板での圧迫を止めてみたが、このまま落ち着くようなら、明日退院しましょう。とのこと。腹はずいぶんへこんで、いままで腫れていたから皮がのびたのか、しわがよっている。とにかく、状態がよければ、いちど明日退院の予定。 私が帰ろうと病院をでると、「やー、大吉もかえるー」とばかりに、病院のドアからこっちを見るので、後ろ髪引かれて、困る。
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ずいぶんへこんだ腹
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散歩にもいきました
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「帰るー」と病院の出口を見る大吉
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退院 腹はすっかりへこんだ。 今までなら、直ぐ家に入るのに、よほど、歩きやすいのか 庭を一人で歩き回る。食欲も有り。 先生が「大学病院の予約は、多分9月始めか上旬にはとれると思います」とのこと。
昼間どろどろの下痢、沢山3箇所に。下痢止やビオヘルミンを飲ましたけど、まだかなりひどい。 多分レバーのやり過ぎか鳥のふんをなめるので、それか、または体調が今一つか。でも食欲だけは何時ものどおり。しばらくしたら、回数がおおいせいか血便になってきたので、徹夜で様子をみて、ひどくなるようなら、明日病院に相談。
病院に。行く前もかなり水状態の便を3回もして血も混ざったまま。 ビニールに入れて持って行き、検査してもらったら 悪い菌は無いとのこと。体調が全快でないのでお腹の調子を悪くしたのだろうとのこと。出血は腸がただれて出たとの事。 抗生剤の入った下痢止の注射をしてもらい、下痢止の薬と下痢の時専用のドックフードをもらう。 当分水とこれだけ。
体重が28キロになったので、ほっそりした感じ。 食事は、病院でだしてもらったドックフードのみ。 夜中から、下痢ではなく普通になる。
とても調子がよさそう。食欲も旺盛。
調子は相変わらずまずまず。 東大の動物病院で9/6に予約をいれてもらう。実は先生は動物のガン治療に高名な獣医がいる大学病院の予約受け付けを、研究室の夏休み空けと研究室の引越しが終わるまで待っていたそうなのだが、結局新規の患者の予約はすぐには取れないらしくて、東大になった。8/17に検査結果が出てからいつでも行ける体制でいたので、転移の心配もあり、待つことが本当につらい日々だった。こんなことなら、「別の病院でもいいから早く予約をとってください」と言えばよかったかもしれない。
若干お腹がゆるい様子。ドックフードをもとのものに戻したからか?フンに緑色の液体がまじっているように見える。草をたべちゃっているのか? 食欲は旺盛。
ドックフードを病院からもらったものにしているが、調子はかなりよい様子で、フンの状態もよい。 若干右の耳が痒いようす。
右の耳は、昨晩塗り薬をしたおかげか、なおったか?食欲も旺盛だし、元気一杯。
明日は早朝から4時間ほどは掛るだろうと思われる遠出なので、休ませたいのだが、大吉はいかにせん元気一杯で、落ち着かない。食欲もすごい。まったく、足の腫れで病院にいって、さらに転院してなければ、きっと今だってガンなんて知らなかっただろう。よく、「鼻が乾いていると病気、湿っていれば元気」と聞いたものだが、いまだって湿っている。とにかく、明日、人間だって早起きしなければならないので、もう寝ないと。
東大農学部家畜病院へ。家を出てから、意外と道がすいていたこともあって、3時間ほどでついた。首都高が渋滞していなかったからラッキーだった。朝一番で見てもらって、〔今までの経過を話すときに、この日記のプリントアウトも渡した〕触診した限りでは、どうも足にはガンの細胞が食い込んでないので、断脚しなくて良い様子。だが、リンパが張れていれば、転移している可能性もあるし〔ただし、今触診した限りでは、どこも腫れてはいない〕とにかく手術して、お腹をあけて、ガンが広まっているところなどをたどっていくことに。根が深いところまであれば、取りきれないし、内臓の上のほうまで行ってしまっていれば、かなり大きな手術になるとのこと。とにかく、8日に手術決定。今日から入院。帰宅して夜、血液検査の結果を聞くために電話をすると、手術に問題があるような貧血や心臓の問題は無いようとのこと。「ゲージに入れたら、すうすうと良く寝ています」、とのこと。大吉もつかれたもんね。往復で道が空いていても6時間の距離を、しかも午後4時から6時という面会時間にあわせて行くっていうのは、会社員の夫には無理だ。悲しいが、面会はしばらくできそうにない。獣医大学病院が近くにあったら良かったのに。
入院中。遠くにいるので、会いに行けない、寂しい。東大家畜病院では、基本的に、電話をして「具合はどうですか?」と聞くことができない〔わたされた注意のプリントに書いてあった〕ので、どうしようもない。まあ、手術は明日だし、元気は元気なのだろうけど、受け付けにあったオレンジiMacでメールでもくれたらいいのにな、できればデジカメで・・・とか思うけれど、まあそうもいかないのだろう。プリントに「学生の研究施設でありうんぬんかんぬん」と書いてあったけれど、飼い主へのケアっていうのもできたら研究してほしいなぁ。きっといつかは独立してそれぞれ獣医病院の獣医さんになる人たちだろうからこそ。でも、大吉の担当になってくださった方はすごく一生懸命だったし、ていねいだった。なお、入院にあたって必要なものは、バスタオル3枚、ペットシーツ〔60×90センチ〕2パック、普段食べているドックフード。持っては行けないので、送る。
手術。「手の施しようがありません」という結果。骨盤や骨などまで行ってしまっている筋肉のガンで、とても取りきれない。骨盤を取ったところでちょっと・・・という状態。このガンだと、放射線治療も効果はちょっと望めないかもしれないとのこと。私達家族の意見では、これ以上いろいろ手術をしてつらい思いをさせたくないので、あとは抗がん剤を使うか、痛み止めを使うか、最終は安楽死という形をとるか、ということになる。大吉にとって、やっぱり一番心地の良い場所が家であろうし、私達も残るわずかな時間を楽しくいっしょに過ごしたいので、とにかく、退院できたらすぐつれて帰ってくる予定。早ければ13日。様子をきくために毎日電話しても良いですよとのこと。ありがたい。
電話にて相談の結果、明日の退院がきまる。もう歩いているそう。犬の回復力はすごい。
退院。またしても車で大移動。人間も大吉もくたくた。すきあらば傷口の脱脂綿をなめようとするので、大吉には夫の古いTシャツの腕の部分を両方の後ろ足に通し、尻尾を首の穴から出すように着せて、私達は夕食に高速道路のパーキングでうどんを急いですすったが、もどったらまるっきり脱いでしまっていた。
退院してきてすっかり元気。食欲旺盛。しょうえきを体の外にだすためにドレイン〔ものすごく柔らかい素材でできたストローのような管。腹から6センチぐらい出した状態で抜けないように糸で留めてある〕をつけている。管からは3時間で生理用ナプキンからあふれて漏れてしまうような量でしょうえきが出ているし、なめても困るし、ナプキンや管を食べちゃってもすごく困るので、家族が交代で徹夜の番。このドレインや傷口にうまくナプキンを固定するのがとにかく難しい。今後の治療について、地元の獣医に相談。効果や副作用や6時間以上の移動距離に関して疑問や問題があり、胃が痛くなるほど悩んでいる。すくなくとも、もう完治はありえないそうだ。延命治療、ないしは痛み止めということになる。
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| 広範囲を剃られて豚のような手触り。タマはまだ腫れ気味。 |
食欲旺盛。いたって元気。良く寝る。しょうえきの手当て方法も、家族でいろいろ開発研究されている。大吉は頻繁な手当てにうんざりしているらしい。しょうがなく嫌々お腹をみせる。3時間ごとによってたかってナプキンの取り替えと消毒では、まあ大吉もたまらないだろう。
東大獣医に電話にて再び相談。結局病理結果をまってから、今後のことを決めましょうということに。しょうえきはでている。夜中どうしてもなめちゃうので、地元獣医につれて行ってサイズを測りエリザベスカラーを購入。傷口をホチキスのようなもので止めてあるので、それを食べてしまうのも危険だし、どうも管を噛んでしまって、すこし管がきれているようす。当分の間、人の目が届かないときは、エリザベス大吉になることに決定。獣医でもしょうえきの手当てにナプキンが出てきた。びっくり。でもすごく納得。
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エリザベスカラー購入。
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背中に直径5センチぐらい毛ごと皮膚がむけてしまった。放射線治療の副作用か、ガンの転移か、またはストレスか、原因がわからず悩む。食欲はあるし、元気なんだけど。しょうえきは変わらず。昨日腹を板と包帯で圧迫したが、いやがるし、東大の獣医は「今回は圧迫しても筋肉の奥の方なので無駄です」と言われているし、これがストレスの原因になっていると困るので、取ってしまう。カットバンを取りかえる回数が多いので、お腹の皮膚がちょっとかぶれてしまった。はがすときに痛いらしくて、すごくいやがる
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キズができてしまった。
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病院にいく。背中のキズはやはり放射線治療の影響だろうとのこと。キズは乾燥しているが、周りが少し禿げになってしまっているし、もしかしたら広がるかもとのこと。抗生物質の塗り薬を処方してもらう。ドレインを抜かれる。まだしょうえきが出ているので今後ドレインが入っていた所がふさがると結局以前のように腹が膨れてしまうだろうし、そうすると注射器で抜きに毎日のように通院せねばならなくなるかもしれないので、もうすこし抜かないで欲しかったようにも思う。再び圧迫の処置をされるが、家に着いたら全部とれていた。カットバンはかぶれるならば張らなくても良いとのこと、ただしなめなければ。それが一番問題なのだが。エリザベスカラーをつけるとものすごくものすごく嫌な顔をするので、極力つけないで監視しているが、ちょっとした隙になめちゃうんだよなぁ。腹巻も作ってみたりしたが、ずれちゃって使い物にならない。結局脱いでしまうし。
1999/9/16
大吉はエリザベスカラーを付けられると、壁にむかってひねくれてしまう。見た目は頭隠して尻隠さずみたいで、可愛いんだけど。結局カラーは付けたりはずしたり。背中のキズは大きくなったりせず、治ってきている。元気、食欲とも有り。しょうえきはまだ出ている。
禿げをもう1箇所発見。しかし、東大病院に電話したが、禿げと放射線治療は関係無いだろうとのこと。ただし見たわけではないので、理由がわからないとのこと。病理検査結果は来週水曜日に出るかもしれないとのこと。きょうは妹が帰省してきているので、大吉は甘えん坊になってしまっている。が、カラーをつけられると、やっぱりひねくれてる。
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さらに禿げ発見
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昨日の夜、私がエリザベスカラーを付けたのだが、付け方が甘かったらしくて、朝になったら、それはそれは大変なことになっていた。背中のキズはなめまくって拡大、腹の縫ったところは、開きかけている、そのへん血だらけ。といったしまつ。あわてて病院へ。とりあえず抜糸。
背中のキズはおさまってきた。腹はちょっとグジグジしている感じ。とにかくなめさせないことが、一番の治療らしい。エリザベスカラーはそのままのホックだと、すぐ取れてしまうので、さらにガムテープでとめるが、今日は紐で縛れるように穴をあけたりして、工夫した。大吉はすごくすごく元気。
目を離したすきに、なめるののはやいこと。食欲おうせい。
雨が降っているので、外に出すたびに、体中をタオルで拭いて、傷口を消毒して、敷いてあるマットをとりかえて、と、本当に手が掛る。「まったく手が掛るんだから」とかグチをいえるようになってきたぐらい、手が掛らないようになったんだけれど。しょうえきがとまったので、とにかくナプキンをあてないでいいから、それだけでも楽になった。かぶれたり、漏れたりと大騒ぎだったし。まだ背中のキズが問題。夕方雨が急に横殴りになったので、あわてて洗濯物を取りこみにいったら、その隙にまたしても背中をかじっていた。やられたー。あんまり言う事きかないと、ずっとエリザベス大吉にしてしまうぞ。
はー。これをこんな風に書けるとはおもっていなかったので、なんともどうにも、キーボードを打つ手が震えてしまうが、今日、病理結果がでました。とはいえ、病理結果は伸ばし伸ばしにされて、今日も夕方「まだ調べているのであと1時間後」とかいわれたりして、とにかく「待つ」ということがとにかくつらい日々だった。さて、病理結果について。「細胞を2箇所から取って調べたのだが、どこからもガン細胞が発見されなかった。こんな症例はたいへん珍しいので、はっきり言えないのだが、ガンである可能性はとても低い。血管が詰まったかなんかして、腫瘍ができたものかもしれない。わからない。ただ、もしあれほど大きな腫瘍でガンであったのならば、どんどん元気に回復し、走りまわり、日々食欲が旺盛ということはちょっと考えられない。脚の大きな腫瘍はどちらにせよ取らなければならなかった。とにかく今後はいままでのように、普通に飼ってあげてください。」とのこと。なんか、正直、ピンとこないし、気が抜けちゃうし、こんなことってあるの?っていう感じでああ、いったい今までの検査結果はなんだったんじゃ。ともおもうし、どっちにしても、今までやった治療は、放射線3回分を除いて結局やらなければならないものだったのだし、ああ、なんにしても、とにかく、よかったぁぁぁぁぁ。
この日記を書き始めて、沢山の方から励ましのメールを頂いて、本当に感謝しています。どれだけ心強かったかわかりません。ありがとうございました。ご心配をおかけしました。メールを頂いた中で、そのうちの何名かのかたは、飼っている犬が病気と戦っている真っ最中のようでした。ものすごく気持ちが理解できます。どうぞ、がんばってください。心から、犬とその飼い主の方を応援しています。
二回も手術をし、検査も何度もして、1度目の手術でとった細胞では肉腫〔つまりガン〕であるという検査結果の通知の紙までもらっていました。あと数ヶ月だろうといわれていたのに、こんなこともあるんですね。そのぐらい珍しい病気であったということなのでしょう。とはいえ、病気が完全に解明されていないということもありますし、ガンではないと100%言える状態ではないということですから、心配がまったく消えたわけではありません。しかし、大吉はまだしばらく私達のそばで、ねころがって、食欲旺盛のごんげ君と化したり、もう少しの間は傷の治療でエリザベス大吉になったりしていてくれるようです。腹のキズが治まったら、散歩にもいけます。ああ、それからなにをしましょうか。まったく心配をかけさせる大吉です。今日の電話の後、母と妹は泣き笑いでした。父も夫も「はーっ」。私はまだ呆然としています。いまここを書きながらも、気持ちの整理ができません。だって毎日、いろいろ覚悟したり、納得したり、調べたり、泣いたり、動揺したり、胃を痛くしたり、していたのですから。今晩は家族みんながうれしくて、大吉に向かって、「よかったねー、よかったねー」と話しかけています。当の大吉はもちろん良くわからない様子で、なぜかたくさんもらえるおやつがうれしそうです。
大吉の命が延びました。でも、一緒にいる時間の貴重さ、大切さはガンの治療中であっても、そうでなくても、変わらないんですね、本当は。
大吉闘病日記は、とりあえずここまでです。これから毎日は、腹と背の傷の治療があるものの、「食欲旺盛、元気いっぱい」とばかり書きつづけることになってしまいますから。大吉の日々の生活の様子は、トップページのちょっとした文章に時々綴って行きたいとおもっています。これからもよろしくお願いします。
重い病気をもつ飼い主さんへのページをつくりました。こちらからどうぞ。