母の日前日。それは花の集荷のピーク日。
ウチのエリアにはこの日、100個〜300個もの花を発送される荷主さんが
5店もあるのです。
何しろ花は大きい上に積み込みが難しい。
ひっくり返すようなことがあればえらいことです。詳しくは去年の母の日の日記参照。
ですから例年のごとく本日はグループ員全員出勤。
朝から皆臨戦体制、バリバリ気合が入ってました。
午前中の配達も、昼から炸裂するであろう花のことばかりを考えながら必死のパッチです。
何しろ出来るだけトラックを空にして、集荷に取り組みたい!
で・・・早朝、とあるマンションでの話。
このマンションに3件の配達がありました。
一件はダンボール120サイズ4個口。1階。
一件は花。4階。
もう一件はゴルフのキャディバック。3階。
これはどうしても全部配達したい・・・ 場所取る荷物ばっかり・・・
これが全てなくなるとトラックの中もスッキリする。
ハッキリとは言えませんが要するに「邪魔なんですぅ・・」大きい荷物は。
「皆さん居てて下さいよ〜〜〜!お願いしますわぁ〜〜」
と祈りつつ、台車にダンボールと花を乗せ、肩からキャディバック担いで配達に向いました。
まず一件目、1階のダンボール四つ。在宅。
「よっしゃ〜〜!」
サクサクっと配達し、台車をその場に放置し、エレベータに乗り込む。
2件目、4階の花。
しか〜〜し!ここからが悲劇の始まりです。
新聞刺さったまま・・・・・
ベル押して見るが反応なし・・・ 子ども居る家やし、絶対在宅のはず・・・
寝てるの確実。
この時は、起したら申し訳ないと思い不在票を投函しました。
そして3階のキャディバックへ!
「・・・・」
ここも新聞刺さったまま・・・・
ベル押すが反応なし・・・・ 最悪や。
いきなり花とキャディバックの持ち戻りかぁ〜〜!?
しかも2件とも居てるはずやのに・・・
諦めようかと思いましたが、マジでこれは辛い。後々この荷物がスペースとって集荷に差し支えるのは必至!
で、私、心を鬼にして携帯を取り出しました。
えっ?携帯で何をするかって?
エエ、ハイ、そうです。クレーム覚悟の電話攻撃です。
これ効果は絶大ですが、かなり危険です。よい子のSDは真似したらダメです。
まずは4階の花のお宅。
「お客さんすんませ〜〜〜ん!」と心の中で叫びながら
ピポパポピポパポピ!!トゥルルルルル〜〜!ガチャ!
やっぱり寝てはりました・・・
「朝からすいません、お花が午前中指定だったもので・・・」
(ここで[お花]と[午前中指定]っちゅうとこ強調するのがミソ。やむを得ず電話したことをお客さんに理解してもらう為。)
作戦成功!丁重に謝りながら配達完了。お客さんもインターホンに気づかなかったことを謝ってはりました。よし!
つぎ!こうなったらこのキャディバックも電話攻撃や!
一件も二件も一緒!狙え!二匹目のドジョウ!
玄関の前からTEL!
ピポパポピポパポピ!!トゥルルルルル〜〜トゥルルルルル〜トゥルルルルル〜トゥルルルルル〜
トゥルルルルル〜トゥルルルルル〜トゥルルルルル〜トゥルルルルル〜トゥルルルルル〜 ・・・・・・・
アカン、熟睡してるな・・?もう止めよ・・・もう止めよ・・・もう止めよ〜〜〜!と思った瞬間!? ガチャ!
「ハ・・・・イ」
出た。奥さまみたい。完全に声が死んでる。熟睡中。安眠妨害確実。
「すいませ〜ん、朝早くに・・・ ○○○運輸ですがぁ・・・ 今玄関前までキャディバックの配達に伺ってるんですがぁ・・・」
そらもう必死の低姿勢です。起したことは悪いと思ってるんです。こんな事したくないのです。
でもキャディバックの持ち戻りはそれ以上に辛い・・・僕らそれだけ余裕のない仕事してるんです。
でもこの思いが通じず、お客さん・・・
「あなた、いったい何なんですかぁ〜!?こんなに朝早くから!たかがキャディバックの配達で
電話までしてきて〜!会社の電話番号を言いなさい!」
え?たかがキャディバック?アンタの荷物やろ?
一瞬ムカッとしましたがここは落ち着け!
「すいません・・・インターホン聞こえていなかったらと思って・・・ご迷惑かけました・・・」
(ウソです。ウソ言いました。インターホンごっつい大きい音響いてたのはわかってた。)
しかし、努力の甲斐虚しく散々クソミソに怒られた上、そこにゴルフ置いて帰れ!と言われ電話切られました。
その後の配達、電話攻撃はおろか、インターホン押すの一回にとどめたのは言うまでもありません。
昼、営業所に帰車後、副所長。
「○○君(私)、気持ちはわかるけどなぁ・・・ 支社にもクレーム入れはったみたいやであのお客さん・・・」
や、やはりそうか・・・案の定営業所と支社にクレームの電話いただいたみたいです。
しかも、かなりの勢いで。
「で、どうなるんです?始末書とか・・・書かんとダメなんですか・・・?」
嗚呼・・・ また始末書か・・・ これで何通目やろ?始末書書くの。もう覚えてないわ。(多分5通目位)
始末書の書き方にも慣れてきたわ・・・
しか〜〜し!なぜか・・・? たいしたお咎めなし。
「今度から気を付けてや!」
それで終わってしまいました。
どうやら、副所長が必死に謝ってくれたみたいでお客さんの気持ちもおさまったみたいです。
でももう後がない。以後気を付けます。
いい訳ですが、私は過去の経験から滅多と電話攻撃はしません。ここ参照。
でもたまにやるとこんな目にあってしまいます。
早朝電話攻撃の危険さをまざまざと痛感した一日でした。 |