その日は業務終了後、ゴッドハンドMさん、ポカ休の常習犯山本君(仮名)、私の3人で、
営業所2階の会議室を利用して、安全に関するミーティングを行っておりました。
私と山本君は、とっとと仕事を終えて帰る気満々だったのですが、Mさんはやる気満々。
公休日やと言うのにわざわざ出勤してくるし・・・
仕方なく居残る事にしました。
ミーティングは、まずビデオ鑑賞からです。
このビデオは車と自転車の衝突事故についてのものです。
自転車と車が衝突したらどうなるか・・・?
正面から衝突した場合、横から衝突した場合など、ダミーの人形を使って
実験しております。
自転車と車(普通のセダン)が正面から衝突したらどうなるか知ってます?
なんと!自転車の後輪が思いっきり空に向って上がるんですよ!
スローモーションで見れば、自転車が地面に突き刺さったような状態になる・・・
後ろに座ってる子供のダミー人形なんて、空から真っ逆さまに地面に叩きつけられて・・・
「コワァ〜・・・」
そんな映像を何度も何度も繰り返し繰り返し、スローで見せるのです。
くら〜いナレーションとBGM付きで。
こんなん見たらホンマに「安全運転しないと!」って改めて決意しますよ。
他人から何度も口すっぱく「スピード落せ!」って言われるよりも、
エグイ映像1回見た方が効果あります、ホンマに。
このビデオは自分自身の安全意識を喚起するためにも見ておいてよかったです。
まぁ、こんな話は横に置いといて。
ここからが今日の本題!
このビデオを見た感想を山本君、Mさんとで熱く話し合っている真っ最中の出来事。
突然、ドタドタドタ〜っと廊下で誰かの走ってくる足音が!
「何の騒ぎじゃぁ??」と思った瞬間、副所長が血相を変えて、会議室に飛び込んできました。
剥げあがったおでこは青いの通り越して真っ白。
「ちょっ、ちょっ、ちょっ、○○君(私)!!ちょっ、とととっと、来て〜〜!!」
溺れた人が助けを呼ぶように、手をバタバタさせて私を呼んでいます。
なんか、相当ロクでもない事件でも起こったみたい。
表情からして、一発でわかりました。
「早く〜!早くぅ〜〜〜!」
死にかけの金魚みたいに口をパクパク。
が、私はキツネに抓まれた感じ。
何や?クレームか?しかも本社にEメールで。
俺、今日何かヤバイことしたかなぁ?
近所預け、玄関先放置、時間指定無視、対応悪し・・・
ん〜?そんな記憶ない。
でも、最近のお客さん難しいからなぁ・・・ 何か勘違いしてはるかも・・・?
こんな事を瞬時に思いながらも、「とにかく行かなければ!」と思い、ミーティングを中断。
副所長に連れられ事務所へダッシュしました。
事務所につくと、パソコンを囲んで数人のSDと事務員の人溜まりができてる。
何やら皆でワイワイ騒いでる。
パソコンのモニターに何か載ってるみたい。
「やっぱりEメールでクレームかぁ?!」
違う〜!何かの間違いや〜!俺は無実や〜!
私、もう、心臓バクバク状態です。
副所長、たかってるSDの中に割り込み、
「こ、これ見てみぃ!」と一喝。
で、覚悟を決めてモニターをのぞくと???
「ん?んがぁ!!?」
声になりましぇん・・・
会社のパソコンに何が載ってたと思いますぅ?
もう一度!
会社のパソコンの画面に何が載ってたと思いますぅ??
何故〜!?どうして〜!?これは〜!!?
そ、そこには滅茶苦茶見覚えの有る不細工な、ちゃうわ、男前の顔(ツラ)が・・・
「お、俺や・・・俺やないか〜?これは〜!?」
一体なんで俺の写真がこんなとこに・・・?
どうやら、ニフティHPグランプリの授賞式の時の写真みたいです。
そして、そこには
「尋ね人。この人を知りませんか?ホームページグランプリでグランプリを受賞された方です。
関西のSDみたいです」
ってな感じの文言が・・・
そら、副所長もビックリするわい!
メール開けた瞬間、自分の部下の顔(ツラ、しかも拡大ドアップ)が突然出てきたら。
まるで指名手配犯やないか!この扱いは!
なるほど・・・ ようやく理解できました。
つ、ついに、会社が動き出したようです。
ごっつい強行的な手段で。
私の正体を暴きに。
注:本社は私の正体知ってるんですが・・・
どこかのエライさんが会社のメール使って私の顔を各主管から営業所にばら撒いたみたい。
ここはとりあえず、蝿みたいにたかってるSD・事務員を追い払うことが先決。
「オマエら関係ない〜!あっち行け〜!」
シッ!シッ!シッ〜!
で、副所長の耳元で
「こんなん、知らんフリしといたらわかりませんわ!無視無視!」
と囁きました。。
しか〜し!もう時既に遅し。
電話が・・・副所長の左手に・・・
この○ホ副所長(スンマセン)、私を呼ぶ前に既に主管に連絡入れてよったんですわ・・・
「ハイ、ハイ、エー、そうです。ウチの○○(私)です、これ」
主管のあるマネージャーにイケシャーシャーと私の正体バラしとる。
嗚呼〜!一巻の終わり。
何らかの処分が下されるのか!?
私、会話の様子を見てられなかったので、副所長に
「電話代われ〜代われ〜!」って身振り手振り、必死のジェスチャー!
受話器を奪い取り、まずは自己紹介。
そして、恐る恐るマネージャーに尋ねました。
「やっぱりちょっとマズいですかねぇ?このHP・・・」
しかし、マネージャーの返答は意外や意外?
怒られると言うよりむしろ誉められてしまったのです。
「君〜、スゴイやないか〜!」って。
私も「ありがとうございますぅ」って言ったりなんかして・・・
特に色々と検索されることもありませんでした。
ん〜?よくよく考えると確かに、誉められる覚えはあっても怒られる覚えはないなぁ。
まぁ、拍子抜けしたと言うか一安心。
その後、仲間のドライバーたちには適当に話をごまかし、事無きを得ました。
「あ〜、アレェ?対した事ないんやぁ・・・ ちょっとパソコンで賞を貰ってなぁ・・・」
こんな具合に適当に話を濁して。
それにしても・・・
あの写真くらいではバレへん自信あったのに・・・
私、制服着て帽子かぶったら別人に変貌しますから>スーパーマンかぁ?
実際、私をよく知ってる近所の営業所の所長も「言われるまでわからへんかったぁ」って言ってたし。
ア○副所長め!(スンマソン) 余計なことしてくれて!
だんだんと、私の正体が明らかになってきたやないかぁ!
好きなこと書かれへんようになってきた。
写真捲いた人も捲いた人や。メチャクチャするなぁ・・・
今頃私の正体暴いてどうするんやろう?
きっと、逃亡者が街中で自分の指名手配写真見かけたら・・・ こんな気分なんやろなぁ・・・?
イヤ、風○嬢がスポーツ新聞に顔載って、親父にバレた時の心境と言い替えても良いかもしれん・・・
う〜ん・・・
配達日記の運命や、如何にぃ?? |