この日記を読む前に必ず2000年11月24日の日記「イモ掘り」をお読みください。
朝出勤するなり、早朝仕分けの学生アルバイトが
「○○さん、全部積むの無理です・・・」
凍てつくような寒さのせいか、私に怒鳴られると思ったのか・・・
身体を硬直させながら、いきなり泣きをいれてきよる。
到着の荷物、全部トラックに積むのが無理らしい・・・
「とりあえず時間指定のない荷物、これだけ下ろしときました・・・」
車のそばには積み切れない荷物の山。
何個あるやろ?数え切れん・・・
本日、お正月を故郷で過ごされた方々の帰省のお荷物が大量に到着したのです。
この手の荷物は何しろデカイ!&重い!
衣類やら食品やらをパンパンに積めこんだダンボール箱・ボストンバック・・・
さらにスキーの板からザックまである・・・
オマケに来んでいいのにパソコンも2台。こんな日に何故!!?
後部の荷台は天井まで既に絶壁状態。
「アカン!!根性入れて積みこめ!!運転席の横もまだ開いてるやろ!!?」
同じ町名に何回も分けて配達するのは時間のロスなので、徹底的に積め込めるだけ積み込む様に
指示したのです・・・が・・・
マジや・・・運転席の横も既に足の踏み場もない・・・
バイト君のそれなりの苦労の後が見える。
ちょっと無茶言ったかな?
「まぁエエわ。よう頑張った。積み切れんかった分は昼から配達するから固めて置いといてくれ」
確かにこれだけ大きいと仕方ない。
バイト君、少しホッとした様子。
「ところで、オマエ・・・積みこみ完璧やろな?行ったとこ、行ったとこでサクサク荷物出てくるやろな!!?」
バイト君、安心したのもつかの間、一番きつ〜い質問をされて
「あっ、ハ、ハイ・・・」
かなり自信なさそう・・・
バイト君には当然、町名ごとの配達順は教えてあるのですが、
その町名の中での住居表示ごとの配達順までは教えていません。
(配達したことのない人間に住居表示覚えさすのは無理です)
しかも、これだけパンパンに積み込んでます。
問題は配達先に行ってそこの荷物が出てくるかどうか・・・
そう、「イモ掘り」しないでいいかどうかが問題なのです!!
しかし、とやかく言ってる暇はない!来た荷物はさばくだけ。
いつイモ掘りに直面するのかという恐怖に駆られつつも配達を開始。
ところが、はじめのうちは出てくる出てくる!
「やるやないか〜♪バイト君!」
日曜日ということで在宅率もバツグン。幸い皆さん起きてる!
順調に仕事を進めていたのですが、配達10件目くらいのこと・・・
お客様宅の真ん前に駐車!
伝票片手に車から飛び降り、いきなりベルを鳴らそうとしたのですが・・・
アカン、ヤメとこ。もしお客さん出てきたのは良いが、荷物見つけられへんかったら最悪。
ここは慎重に荷物取り出してから・・・
しか〜しっ!こ、ここで、ついに・・・
「アカン、無いやないか・・・2個口のウチの1つ・・・しかも午前中指定・・・」
「どこや?これか?ちゃう・・・」
「ひょっとしてあのボストンバックか?絶対そうや!」
バックひっくり返してみるがやっぱり違う。
クッソ〜〜、アイツどこに積みよったんや〜〜
自信なさそうやったからな〜〜
あきらめるか?でもこの荷物、午前中指定や。
今、配達しなかったら昼になってまう。それはクレームの元。
伝票があるということは絶対この車の中に乗ってるはず・・・
こうなったら死ぬまで探し出したる〜〜!!
関係ない荷物は車の外に放り出して・・・
約5分経過
ステップの下は既にこれから配達する荷物の山。
「おぉぉぉ〜、あったやないか〜〜!こんなとこに!」
うれしい、粘った甲斐があった!
どうもバイト君、町名間違って奥のほうに積んでたみたい。
「アイツ今度1回、俺の横乗りさせたろか!!?」
積み込み1つ間違ったらどないなことになるか教えたらなアカン!その分の給料は俺が払ったる!
でもまぁそんなことはどうでもいいわ。早よ配達せな!!
カメラ付きのインターホンに向って人差し指を突き出し
「ピンポ〜ン」
エエ音や。家中全体に響きわたってるはず・・・この音やったら寝てる人も起きるやろ・・・
「・・・・・・」
えっ!!?ウソやろ!!?
「ピンポ〜ン」「ピンポ〜ン」
「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」
「ピンポ〜ン」「ピンポ〜ン」「ピンポ〜ン」
「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」
あ〜そうですか・・・お留守やったんですね・・・
The End
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