私たちの業界用語で「イモ掘り」って言葉があります。
ウチではそんな言葉使わないぞ〜って方も怒らずに・・・今度から使ってください。
違う呼び方をされる方は教えてください。
で・・・イモ掘りってなんぞや?
イモ掘りとは、配達の荷物が見つからず、トラックの中で荷物を穿り出して探し回ることを言います。
たくさんの荷物の山の中からたった一つの荷物を探し回る光景が、あたかもどこにあるかわからない土の中の
芋を掘り出す光景に似ていることからこう呼ばれるのでしょう。
ドライバー自らが積みこみをした場合はこの様なことはめったと起こりません。
しかし!通常我社の場合、早朝アルバイトが積み込みをするので、ドライバーは実際の荷姿を見ていません。
従って伝票(配達票)に記入してある品名、サイズを見て大体どんな荷物か見当をつけるのですが・・・
品名・サイズ未記入なんてザラ。
また、記入していたとしてもアルバイトの積み込みの仕方によっては探し回ることなんてしょっちゅうなんです。 |
朝の配達が時間指定、10時必着などによって超多忙であることはこのHP上で1000回以上お話したと思いますが・・・
この「止まったら死ぬんじゃ〜!!」状態の時にイモ掘りに直面するとどうなるのか?
いくつかのパターンにわけて皆様に紹介します。やっぱり長なるので2パターン・・・
(住宅地、持ち出し個数100個以上、まだ朝1発目の配達、荷台は荷物でほぼ満載を想定)
●○灯台下暗し編○●
キ〜〜〜!!ガラガラガラガラ〜 バンッ!タッタッタッタッタッ!!ガチャ!ガチャ!
↑配達先の家の前に着いてスライドドアを開け、そして閉め、車の後部に走り観音扉を開ける音←芸が細かいな〜
持ち出し個数多いためかなり急いでいる。
「え〜〜とっ・・・○○さんの荷物は〜と・・・」
伝票を見る・・・と・・・品名未記入・・・100サイズ。
「何やろ?ミカン箱くらいのダンボールか?しかも何回も再利用した・・・
いや、デパートか何かの紙袋か・・・?まぁエエ、すぐ見つかるやろ・・・」
ドライバーはある程度経験を積むと伝票からの情報(例えば品名・サイズ・筆跡)や受け人さんの年代、
家族構成等々からある程度荷姿を的確に推測できるのです!!
「どれや?これか!!?ちゃう!これか?ちゃうな〜これか!!?」
すばやい動きで一つ一つ!見ては退かし見ては退かし!!
「アカン・・・荷物が絶壁で下の方はわからんし・・・」
イヤな予感。ハイ!イモ掘り開始で〜す!!
1分経過
「クッソ〜〜!!(怒)どこに積み込みよったんや〜アイツ〜」←早朝アルバイトの顔を思い浮かべ・・・
「あのボケェェエエ〜〜!!明日会ったら絶対しばいたる!ヽ(`Д´)ノ 」←冗談です・・・よ
「町名間違えて奥に積み込みよったんとちゃうか〜?」
「お〜〜い!どこや〜〜ゆっくり探してる暇ないんや〜」
すぐ見つかってたら今頃次の家に配達行ってるはずやのに・・・
↑真夏だったらこの時点で上半身制服の色が変わるくらい汗だく状態です。
2分経過
「アカン、限界、時間切れや・・・もうアキラメよ・・・ひょっとして一番奥に突っ込まれてたら絶対見つからん・・・」
「クッソ〜〜!!この家、今やったら絶対在宅やのに〜」
配達完了しなかった上に時間のロス・・・最悪や・・・次来た時この家留守やったりして・・・(死)
断腸の思いで次の配達先へ・・・
荷台の中はすでにトラック1回転させたかの様に荷物はグチャグチャ・・・
で・・・次の配達先に到着
先ほどのショックを引きずったまま。
「え〜〜と、□□さんの荷物は〜〜っと・・・次はすぐに見つかってくれよ〜」
「どれかな〜?これか!!?ちゃう・・・これか!!?」
「・・・・・・」
「????」
「!!!!!!」
「何これ!!?今俺の目の前にある荷物って・・・」
見覚えのあるこの住所&名前・・・
「ひょっとして?さっきの配達先の荷物とちゃうんか!!?これ?」
そこには然も当然に、さっきからずっとここにありましたよ〜とばかりに、ついさっき必死になって探した荷物が!!
あまりに慌てて探してたので・・・しょっぱなにこれは違うと思って排除してしまった・・・
でも、もう時すでに遅し・・・戻ることはできましぇん・・・
何やってるんですか>俺?
疑ってしまった早朝アルバイト君・・・スマン・・・
●○ドツボ編○●
あまりに配達急いでる時。
ピンポ〜ン!!ってインターホン鳴らして返事があって、お客さんが玄関から出てくる間に荷物を荷台から取り出す必殺技があるのです。
玄関で待っている時間を有効に使う技で、玄関先に駐車できる住宅地を配達してるドライバーなら皆さんやってるはずです。
しか〜〜しっ!!
これでイモ掘りにハマってしまうと・・・
ドライバー誰もが一度や二度は経験しているはず・・・
だいたい想像はつくでしょう・・・?
「ピンポ〜ン!!宅配便で〜す!!」
在宅かどうかわからん家に、荷物を出す時間はもったいない・・・不在連絡票を書く用意は既に出来てる。
荷物出すのには返事があってからでも遅くはないやろう・・・やっぱり留守か〜?
と・・・突然!
「ハ〜〜イ!!」
おっ!おった〜!!おったやないか〜!!
ダッシュで観音扉開いて荷物を探す!この辺にあるはず・・・や・・・ろ・・・ん??
「これか!!?ちゃう・・・これか!!?」
ひょっとして今からイモ掘り??
ガチャッ!!
玄関開く音・・・
ヤバイ・・・
「△△さん、ちょっと待ってくださいね〜(汗)」
「すぐに出しますから〜」
1分経過
チラッと横目でお客さんを見る・・・
ハンコつまんでこっちを見てる・・・
「あれ〜おかしいな〜確かに積んでるはずなんですけど〜ちょちょちょっと待ってくださいね〜」
ヤバイ、ヤバイぞ〜どうする?
あきらめるか?
謝って今のところは帰るか?でも、インターホン鳴らしといて、さんざん待たせたあげく「また来ます」はないやろ・・・?それは失礼や・・・
でも荷物出てきそうもない。相当奥に突っ込まれてるみたい・・・
お客さん明らかに不機嫌そう・・・顔が引き攣ってる・・・
決断!
「大変申し訳ありません。どうも、間違ってかなり奥の方に入ってしまってるみたいで・・・」
「すぐに出せると思ったのですが・・・」
「今日もう一度必ず来ますので・・・今日はこれからもご在宅ですか?」
↑
お客さんの怒りをおさめるために、それはもう必死必死の低姿勢。
「昼から出かけるから晩8時以降やったら居ますけど・・・」
今日も夜配決定!!(死)
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