セールスドライバーの配達日記 セールスドライバーの配達日記 宅配便でーす
シャチハタは玄関に
 
 
7月13日 新人SDが来た!  
 
7月1日付けで新人ドライバーが入社してきました。
新人と言っても38歳だそうで、独身です。以前は営業をやっていたそうです。
ここではAさんとしておきます。

入ってしばらくは主管のほうで研修を受けており、3日くらい前から私の横乗り
(私の車にいっしょに乗って仕事を教わる)をしています。

新人ははじめの半月くらいは横乗りをして集荷、配達の仕方を先輩から学びます。
具体的には・・・
         集配時に使用するコンピューターの端末の使用法
         集配時の接客マナー
         安全運転の心得
などなどを学びます。

Aさんは20倍ちかい競争率を勝ちぬいて入社してきた強運の持ち主です。しかし運だけでは入れません。
やっぱり、他の人よりもいいところがあったんでしょう。
所長に私が「何でわざわざ38歳の人選んだん?」って聞いたら、やっぱり営業出身ということで
会話がうまかったみたいです。あと、入社したいという意欲もすごかったみたいです。(そら、38歳やったら必死ですわ)
でも、私は心配でした。確かに私の会社は運送業であって本来的にはサービス業です。(仕事内容「サービス」参照)
でも、所詮は肉体労働です。泥臭い仕事です。身体がきついんです。名前だけは一流企業ですが、やることは荷物運びです。
今まで営業やってた普通の38歳の人が急にこの仕事できるのかな?とちょっと不安に思いました。
しかもこの時期は暑さと、中元の忙しさで1年で最もしんどい時期です。(ホンマ大変な時に入ってきたなー!)

そこで、Aさん私の横に乗って仕事を覚えることになりました。元営業マンらしく会話の上手な人でした。ちょっと
しゃべりすぎかな?
仕事は最初の印象が肝心です。
私がショボい仕事をしていればAさんもショボくなってしまします。人生では先輩になりますが、私は割り切ってまず
仕事の心構えからしっかり教えていこうと思いました。

まず私がはじめに言ったこと。
  1.車は常に清潔にしていてください。車の汚いドライバーにロクなやつはいてませんから。取扱店の旗も一緒です。
  2.仕事はスピードです。正確であっても遅かったらだめです。早くて正確なのがプロドライバーです。
   だから、出来るだけ歩かずに走ってください。く○ね○こさんのイメージは捨ててください、S急便のイメージで集配してください。
  3.安全安全と言いますけど1日中集中力はもちません。危険個所のポイント、ポイントできっちりした運転をしてください。
   あとは普通に運転すればいいです。
  4.配達の荷物はその日のうちにきれいにさばいてくること。夜伺ったら在宅の荷物を翌日にまわさない。
だいたい、こんな事を言いました。

そして最初は私の後ろを、言い方は悪いですが「金魚のフン」みたいについてもらいました。
私の不安は的中!
この時期、私のコース、百貨店から大量のクールギフトがでるので、私も必死です。配達は朝のうちにさっさとかたずけて
昼からの集荷に備えたいんです。だからAさんには悪いですが私はほとんどダッシュです。
15階建てのマンション6棟ほどあるんですが、エレベーター上まであがるとあとは階段を走って下りながら配達するんです。
エレベーターが来るの待ってる時間も惜しいんです。走った方が早い!
(高層マンション配達のポイント・・・台車、エレベーターは可能な限り使わない!)
Aさん、しまいについて来れなくなってしまいました。帽子のつばから汗がたれていました。

そして、エレベータのないビルの3階の塾に教材8個口の配達がありました。本が入っていて1個10`〜25キロくらい。
2人で手分けして持ってあがったんですが最後の1個をAさんなかなか持ってあがってきません。心配になって見に行ったら
2階の階段の踊り場で荷物を下ろしてハーハー言いながら休憩してました。さすがにわたしはカチンときて、「こんなんでしんどがってたら、
この仕事できませんよ!」とどなってしまいました。Aさんちょっとショックだったみたいでつらそうな顔をしてました。
その後の集荷作業も忙しく私は車を降りたら即、走り回っていたのですが、Aさんの姿は遠く彼方でした。
6時ごろ「しんどいですか?」って聞いたら「もう限界です」って言ってました。
かわいそうなことをしたな、と思いますが、わざと走ったんじゃないんです。走らないと荷主さんの集荷時間や営業所
への荷下ろしに間に合わないのです。

7時ごろ営業所に戻って私は再度夜配に出たのですが、Aさんは下りてもらいました。後で聞いたら、もどしそうになってたらしいです。
そんなんで、今日は所長がAさんに休みをとらせました。

Aさんへ
20人の中からせっかく選ばれたんですから落ちた人のぶんまで頑張ってください!
絶対に辞めないでください!
身体が慣れてきたらどうってことないですから・・・

明日あったらこういいます。
 
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