ぶどう生産へのこだわり
有機質土壌への取り組みについて
2005ナギナタガヤ生育状況

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2002年よりナギナタカヤと言う草生栽培用の草を導入いたしました。
これまでの有機栽培では牛糞堆肥などの有機物により土壌改良を
してまいりましたが動物の排出物を利用する場合その動物の飼育の段階で
使用される飼料などには抗生物質や塩分が使われている心配がありますので
出来る限り動物性有機物に頼らない有機栽培を目指して参りたいと
考えこのたび草生栽培の導入に着手致しました。
これにより植物循環型の土壌を形成し自然な葡萄の風味や味わいが
向上できるものと考えております。

6/10今年は一週間ほど遅れて倒れました。

6/20枯れました
2005年の画像
ナギナタガヤについて
ナギナタガヤは有機栽培の味方
この草は、9月頃に発芽し翌年の3月頃気温の上昇と共に旺盛に成長し草丈60センチほどになり、自然に倒れ、枯れるという性質を持った草です。
5月下旬には、倒れて地表面を覆い土壌の乾燥を防ぎます。その後枯れて腐食し有機物になります。
農薬の使用について 葡萄の場合無農薬栽培はまだ困難です、しかし我が家では出来るだけ
散布回数を少なく必要最低減の農薬を使用するようにしています。
2003年は無登録農薬の問題が大きくマスコミに報道されました。(現在
問題を起こした農家は廃業を余儀なくされたとの情報も入っております)
これにより果物に対する農薬使用の安全性が心配されましたが
幸いぶどうへの使用はなかったようです。しかし、果物全体への不安感が
広がり葡萄の市場価格も影響をうけ更に景気低迷と重なり価格の下落
を招いてしまいました。
このことから青果物全体の農薬使用基準が見直されており、各農家
においてもより安全性の向上に心掛けているようです。
我が家でもこれを機会に更なる安全性を追求し皆様により信頼される
葡萄農家として努力して参りたいと考えております。
このことから農薬の使用に関する情報の開示を要求されるお客様には
購入される葡萄について農薬の使用履歴をお知らせ致しますので
ご希望の方は気軽にお問い合わせください。





■パーフェクトぶどう園経営方針■
現在、ぶどうの生産は少ない耕地面積で最大の収穫を目標に経営されて
おりますが、この生産方法では今後、段階の世代の高齢化に伴い耕作面積
が減少して行くのに対応できません。
あくまでも,私的見解ではありますが、パーフェクトぶどう園では最低限、現在の
耕作面積を維持する為に、単位面積あたりの収穫量を極力押さえゆったりとした
ブドウ栽培を行って参りたいと考えております。
これは、地鶏等の平飼いで酉のストレスを解消し旨い卵を生産するのと同様に
ぶどうの木の負担を少なくし健全なぶどうの木で
適正な収穫を行い、ミネラル成分を多く含む誰もが食べて満足できる品質の
ぶどうの生産に努めて参りますので、今後ともパーフェクトぶどう園を末永く
見守って頂けます様、お願い申し上げます。



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