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その名はサニールージュ
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わが国において生産されている早生ブドウは大半が「デラウェア」で、ジベレリン処理を花房に行うことにより種無しブドウとして生産されているが、果粒が2g程度と小さいことが欠点である。ブドウの消費を拡大するため、さらに大粒の早生の種無しブドウの育成を図った 昭和52年(1977)に果樹試験場安芸津支場において「ピオーネ」に「レッドパール」を交雑して育成した4倍体の品種として登場したのがサニールージュです
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品種の説明:
自然状態では果房も果粒も小さいことから、ジベレリン処理(満開時と満開10日後に25ppm果房浸漬処理)を行う。果粒5〜6g、果房重300〜450gの房が容易に得られる。種なしである。果皮は赤褐色又は紫赤色。甘味は高く、糖度は19%程度。酸含量は0.5%程度で食味はよい。熟期は育成地(広島県安芸津町)で8月中旬〜下旬で、デラウエアとほぼ同時期かそれよりやや遅い時期に収穫できる早生品種。ジベレリン処理により巨峰に近い肉質となる。
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私の意見
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今まで出会ったことの無い新しい時代の新しい葡萄に出会ったような気がします2000年度に果樹試験場から調査研究の為にぶどうを取り寄せ試食したときの感想は糖度は17度と18度のぶどうで最初に18度の方から食べてみると酸味が少なく食べやすく感じました,次に一度に2粒食べてみると18度という糖度の割に甘さをすごく感じました,最後に17度のぶどうを食べてみると驚く事に18度のぶどうより数段美味いと思いました、今まで18度のぶどうより17度の葡萄が美味いなどと感じたことは無かったので驚きました。なぜか、それは17度と言う低めの糖度で酸味とのバランスがとれたということでしょう |
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今年は、8月15日に山梨県果実試験場に行きサニールージュを視察、試食致しました
その結果を報告致します。今年はぶどうの生育が進んでいたためにかなり熟してしまって
いました糖度はすでに22度と高くなっており去年とは一概に比べられませんが食べる人の
好みに合わせて収穫時期の幅が広い気がいたしました。更に粒の大きさが昨年より一回り
大きいボリュームのある房でした。いずれにしてもこれから楽しみな品種になりそうである
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今年は我が家のサニールージュが20房ほど実をつけました。
房は最初は小さい花房でしたが最終的に実ったものは思っていたよりもはるかに
大きい房になりました。(最高400g)
種なしということで食べやすく味も思っていたような上品な美味しさです。
色的にはデラウェアーと同色です。でも一粒が大きいので食べ答えがあるあきのこない
美味しさに大満足・大満足。
来年度はいよいよ販売が可能になってきますので楽しみしていてくださいね♪
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今年の温室内のサニールージュの初なり果について
6月30日に収穫可能となりました。
糖度は17度食味良好。その後7月7日現在で19度まで糖度が上がりました。
食味は最高に美味いぶどうでした。酸の切れが非常によく19度という糖度で
これだけ美味い品種はそうめったに出会える品種ではないと言うのが、
私の結論です。まさにぶどうの革命的品種です。
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今年のサニールージュは気象条件が厳しい中、他の品種が裂果などの被害が
多発する事態でもほとんど裂果の被害が無く優れた生産性を発揮できました。
味や鮮度においても満足のいく結果が得られ改めて品質の高さに賞賛の価値が
あると判断いたしました。
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今年は、サニールージュに袋を掛けて見ました。効果は着色面において遅れが
見られましたが、着色状態は鮮明な赤色になりました。又、着色の遅れにより
収穫時期の幅に広がりが出来るので有効に活用できると思われます。
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今日まで全国で消費される果物の中で葡萄は最も糖度が高い部類に入ります
糖度が高いという事は今まで美味しい物の代名詞として扱われて来ましたが
これからは糖度は出来るだけ低く抑える事が葡萄の消費拡大に必要不可欠で
有ると思う、なぜならば糖分は体に必要だが取りすぎは体に悪いからです
16度から18度位の範囲の糖度で酸味と甘味のバランスが取れる事がこれから
の葡萄の品種に求められる条件だと思う
18度以上に成らなければ酸味と甘味のバランスが取れない葡萄は魚に例える
と大とろ,肉に例えれば霜降りの高級品のような物で美味いけれど食べ過ぎは
体に良くないし又沢山は食べれない(金額でも脂肪分でも)この脂肪分と同じよう
に糖度が高いと美味しいけれど沢山は食べれないのです。
そこでこのサニールージュと言う葡萄がこれからの果物の中での葡萄の位置づけ
を現在よりも高くしてくれる希望の品種だと私は思う。
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