自然農法と肥料 


自然農法を初めて聞いたり、 やってみようかなぁと思った時に考える事は、、、、  化学肥料・動物性の肥料も無しで野菜が育つのか?? と言う事ですね。

私が、化学肥料を減らし始めた時に悩んだ事は、 動物性・落ち葉堆肥・ 腐葉土等で野菜を作る時の“量”。 何をどう使うのかが、まったく判りませんでした。 
例えば、さつま芋には??味を良くするには何が良い? 量は?
まぁ、??? ばかりです。
本を、定期購読したり、ご近所さんに伺ったりしました。
ご近所さんは人それぞれ、前作に何を作ったかでも変わって来ます。  
そして、石灰分! これが難題です。 貝の粉の様な有機石灰では利きが遅い・ゆっくり・じっくり。  自然農法の本を読んでも、苦土石灰や消石灰・生石灰等使っている様ですし、最近は気にしない事にしました。  メインは農協のセルカを使い、PHに敏感なほうれん草等にはJA苦土石灰(炭酸カルシウム)を使っています。
悩んだ末、“試すしか無い” ですね。
雨による肥料の流出・土質などなど、我が家の畑では、どうなのかで、決めるしか有りません。  数年を要するのでしょうが。。。 失敗も経験と聞いて“毎回勉強中です”と、笑う事が多いですね。

肝心の話は〜〜〜
畑のご近所さんに頂いた、植木の剪定屑の野積み腐葉土2年ものが有ります。  これを運び込んだ所も、老朽が激しい堆肥舎で、屋根が無くなっている所も(^^ゞ  、その屋根の無い所へ。
積み込みながら、米糠を少量入れました。台所から出た野菜屑を入れましたが、他の有機物は無しです。
 
里芋を植えて見ると、去年と同様今では立派な葉に成っています。  下の方にはカブト虫が・・・100匹は居ると思うのですが・・・ 野菜屑から発芽したカボチャは〜〜〜〜1枠から20本??  を放置した所、落ち葉堆肥・少量の米糠・野菜屑で、カボチャは、もっの凄く元気です。  動物性も加えた畑に植えたカボチャより凄いのです。 2枠目の少量の腐葉土も同じです。 

蔓は延び放題・肥料切れの様子は何も無し・肥料分が多すぎて、味は良くないと思いますが、 20センチの実がちゃんと付いている、ウリ葉虫も居るのですがまったく負けていません。 食われている所を探す方が難しいくらいです。 
何本が成長段階で勝ち残って、成長しているのかは判りませんが、 堆肥舎に入るのも、 そろそろ難しくなり始めています。
肥料分は少なくても良く出来るカボチャと里芋ですが、それでもこんなに成るのですから、 動物性に頼りすぎる事は無いよね!??と感じます。  この後は、キャベツを植えてみようかと思っていますが、、、、 どうなるかなぁ。

そこで問題も湧いてきます。 
今以上に投入するには一体何袋の落ち葉が必要?? 
それの落ち葉を集めるには、一体何時間掛かる??
代換え様に麦を作るとしたら、畑が足りない??
出来上がった落ち葉腐葉土の量の4倍は集めないといけないのですよね〜 (^^ゞ 

色々と考えていくうちに“ 結局折り合い”かな?   そんな感じです。 


自然農栽培・・・・・落ち葉堆肥(落ち葉・米糠・菜種粕)と米糠など、自然界に有る物を肥料として栽培。
無肥料栽培・・・・・@肥料の投入無しで栽培し、草を肥料にする。 
           A冬の間に沢山投入し「夏野菜000を植え付けから収穫終了まで無肥料」
有機栽培・・・・・・・落ち葉堆肥・菜種粕・米糠・鶏糞・豚糞・牛糞 など、動物性の肥料も使います。

注意)  無肥料栽培と言っても、冬の間に沢山入れて栽培してる方。 雑草も大きく成長出来る様な肥沃な畑を無肥料
     栽培に変えた方。 きっと、他にも様々な方がいらっしゃる事でしょう。
     此処で注意して頂きたい事は、やせた畑・客土した畑では野菜は出来無いと言う事です。 肥料代わりにする草
     すら育たない畑では、作れないのです。
      また、草を生やさず草むしりを行い草は畑の外に出す栽培方法も有ると伺いました。
  
      畑の条件はとても大切なことで、有機栽培・無農薬・無肥料の出来ない場合が有ります。 
      隣接畑がとても近く、肥料が流れてくる、農薬が風に乗って飛んで来る家庭菜園の区画を借りる場合、無農薬
      限定の畑を借りる必要が有ります。 大きく畑を借りる場合、隣接畑が休耕・3m以上 理想は5m離れている
      事が理想的です。 
      平地の中の一角? 住宅街の中の畑? 山付きの畑? 風が強く当たる? 
      どの方法を試すか、出来ること無理なこと、条件が合わないから。。。。自分なりの方法をゆっくりと探すことも
      楽しみの一つですね。



家畜ふん尿及び処理物の成分(乾物%)
 
 
乾物率
窒素(N)
リン酸
カリ
カルシウム
マグネシウム
ナトリウム
生ふん
19.9
2.19
1.78
1.76
1.7
0.83
0.27
 
乾燥ふん
72
2.29
2.56
2.41
2.24
1.06
1.03
 
オガクズ入堆肥
34.5
1.71
1.79
1.96
2.96
0.7
0.52
 
モミガラ入堆肥
27.4
1.35
5.59
1.92
0.95
0.74
 
 
液状ふん尿
8.1
4.57
2.35
5.23
2.84
1.16
1.12
 
生尿
0.7
27.1
 
88.6
1.43
1.43
 
生ふん
30.6
3.61
5.54
1.49
4.11
1.56
0.33
 
乾燥ふん
75.7
3.43
6.03
1.99
4.36
1.59
0.59
 
オガクズ入堆肥
42.8
2.22
3.25
1.53
3
0.97
0.14
 
モミガラ入堆肥
60.5
2.27
3.67
1.21
4
1.16
 
液状ふん尿
4.05
10.18
5.32
4.86
2.86
1.39
2.17
 
生尿
2
32.5
-
 
 
 
  
採卵鶏
生ふん
36.3
6.18
5.19
3.1
10.98
1.44
 
 
乾燥ふん
81
3.65
6.41
3.01
11.29
1.42
 
 
オガクズ入堆肥
45.9
1.94
3.74
2.44
7.13
0.85
  
ブロイラー
生ふん
59.6
4
4.45
2.97
1.6
0.77
 
 
乾燥ふん
85
3.54
5.49
3.41
4.96
1.38
 
 
オガクズ入堆肥
56.4
4
4.77
2.79
5.47
2.53
 



表 1-6 主な有機質肥料の肥料成分(%)
肥料の種類 窒素全量 リン酸全量 加里全量
魚かす粉末 6.9〜9.3 3.7〜8.3 -
肉かす粉末 4.8〜12.0 0.3〜6.5 -
蒸製骨粉 2,8〜5.3 18.3〜27.1 -
蒸製てい角粉 9.3〜15.2 0.2〜8.4 -
蒸製毛粉 4.5〜14.1 0.2〜5.3 -
乾血粉末 9.8〜14.1 0.3〜0.9 -
蒸製皮革粉 5.6〜12.7 - -
なたね油かす粉末 3.8〜6.7 1.3〜3.4 0.8〜1.6
棉実油かす粉末 5.0〜7.2 1.6〜3.4 1.0〜1.7
大豆油かす粉末 7.1〜8.0 1.7〜1.9 2.2〜2.4
ごま油かす 5.6〜8.5 2.1〜3.1 1.0〜1.2
豆腐かす乾燥肥料 3.5〜4.8 0.8〜0.9 -
副産植物質肥料 3.1〜10.0 0.3〜2.9 0.3〜1.7
(内醤油かす粉末) 3.1〜7.9 - -
乾燥菌体肥料 5.1〜10.8 1.6〜3.6 0.1〜1.8
鶏ふん 4.0〜6.2 4.5〜5.2 2.3〜3.1
 

平均的な堆肥成分

区  分  畜 種   方 法   副資材   水 分   窒 素   リン酸   カ リ 
@牛 攪拌

A牛 オガクズ
攪拌

堆積
なし

オガクズ
50

60


1.5




B豚 コンポ

C豚 オガクズ
密閉

堆積
なし

オガクズ
30

50






D鶏 コンポ

E鶏 攪拌
密閉

攪拌
なし

なし
30

40






*肥料成分は乾物あたり。
*「攪拌」は攪拌機、「堆積」は堆肥舎、「密閉」はコンポ使用で発酵させたもの。

減化学肥料栽培・無化学肥料栽培への活用
 特別栽培への家畜ふん堆肥の活用について計算しましょう。
  栽培試験で確認しているわけではありませんが、どのような堆肥が使える可能性があるかを検討して表5に示しました。
  施肥量は群馬県の施肥基準からとりました。
 計算は堆肥のリン酸か加里のどちらかが基準量となる量を堆肥の連用量とし、
そのときの窒素の発現パターンで求め、 窒素の基準施肥量の50%と100%に到達する連用年数を示したものです。
@やAの堆肥では特別栽培は難しく、 B〜E特にBとDで早くから特別栽培が出来る可能性が示されています。
ただし、実際どのように施用すれば可能になるのか検証が必要です。




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