有機肥料    

我が家の使用肥料です。



腐葉土堆肥

雨よけが必要
@ 木枠を作り落ち葉を積み上げます
A 水を掛けながら攪拌し踏み固め水分を吸わせ、40センチ〜50センチ
   位積み上げます
B 米糠を振り入れます
C @の落ち葉積みを繰り返します

  Bの時米糠・菜種粕・鶏糞(発酵鶏糞)・魚粉と変えて積 み、
  積み終わりに有れば草木灰・薫炭を混ぜ込む。 

D 切り返しと水分補充を3回
   温度の下がり具合を見てEMT型又は、鶏糞等を加えて2回の切り替えし。

3回に分けて積み込み、1回目の嵩が下がったら、2回目の堆肥を上に積み上げ、 更に3回目の分を積んで、 最終的に4ヵ月後の嵩高で、1メートル積みました。

全体の温度が下がったら、ミミズの引越しです。
腐葉土の中にEM処理した野菜の残渣を入れておくと、そこでミミズが大繁殖します。   大きい塊りで引っ越してもらいます。
その後は、ミミズの為に堆肥の中にも数回 EM残渣を入れていきます。    EMが無いときには、米糠のみでOK

カブトムシの成虫が飛び始めるまで、上部60センチの切り替えしを行なう予定です。   その後は、カブトの幼虫に任せます。

少量作る時には、黒のごみ袋を使います。
    @ 底の両端を少し三角に切る
    A 水を掛け踏み十分に染込ませる
    B 米糠を混ぜながら袋に入れる
    C 日当たりの良い所に置く
    D 月に2回位(適当に)水分補給
    E 地面に当たる場所を時々変える

注意: 完熟して土に成った物以外を、割肥に使う時の注意は・・
     投入後体積が減り空洞が出来易く、雨が沢山降ると水路
     と成ってしまい、 障害が出易いので、埋め込んだ所か
     ら10センチ以上の所に苗の植え付け・種まきに成るよう
     に畝幅を多めに取る。
     ミミズ・カブトの糞の匂いで、モグラが寄ってくる。
     完成時には50l〜30%の堆積に成ります。
     乾いた落ち葉を水を掛けながら積んだ場合、2割にまで
     落ちる事も有ります。

簡単前準備  落ち葉を良く濡らしす。 水きり穴の無いゴミ袋に
     入れ1ヶ月位日当たりの良い所に置く。 
     時々置き方を変える。
     袋の口はホース分隙間を開けておく
     結んだ所を押して凹ませて、雨水が入るようにする。
     足りない時はホースで水分を足す。
      入れ過ぎた時には、袋ごと倒して水切りをする。
     全体が水を吸った感じに成ったら、肥料と段積み・振り
     撒きしながら積み上げる。  これで一回目の切り替えし
     と、水分調整が簡単に終わります。
  
昔ながらの雨ざらしで作る

野積み堆肥
木の下で雨の当たりは少なく日当たりの良い所に積む。
木の落ち葉・笹の葉・残渣・卵の殻・雑草・年に2度米糠を振り掛けて積み上げ続ける。   切り返すと良いものが出来るとは思いますが、カブトの幼虫に迷惑?
と思うのと、8月に入ってからは切り返し無しの手抜きです (^^;

注意事項は腐葉土堆肥と同じです。
竹笹腐葉土 竹やぶから必要に応じて土に返ったものを取ってきます
腐葉土に成るまでに、3年〜5年かかるそうです。 
畝間の通路に敷き詰め稲藁を被せて置くと、冬には分解しています。

竹やぶには “はんぺん” と呼ばれる菌の薄い塊・・・はんぺんに似た感じですね・・・
が有ります。 この菌を畑に入れると畑が元気になります。 増殖させて暈しに使うことも出来ますし、落ち葉堆肥に入れています。
牛糞 牛糞にオガ粉又は稲藁を加えて水分調整されている。
他の物より多めに投入した方が良いです。 肥料食いの野菜では単品は難しいですが、 土壌改良にはうってつけです。
牛糞ボカシ 牛糞に発酵の起爆剤として少量の米糠・鶏糞使用
現在使っているのは3年寝かして有ります。 
土壌改良と肥料と一緒に成った物と考えて使います。
配合はメインが牛糞で足りない成分をバランスが良くなる様に足します。 
根物はリン酸分を、葉菜類は窒素分を加えますが、 何にでも使えるように発酵だけの目的で鶏糞・米糠を混ぜておき、 畑に撒く時に他の肥料も撒くと簡単です。
 
鶏糞   
(発酵鶏糞)
発酵鶏糞は手に入りやすく、虫・菌が死んでいるの安心。 
単価も安いですが、メーカーにより品質に差が有ります。 
発酵が足りない様な感じの時には米糠と一緒に漉き込み、暫らく寝かしています。

リン酸分が多い(家庭菜園の本によると) ので、  根物野菜と苗の植え付け時の根張りに良いかな。  有機の中では一番速く効き始め、肥料はその分早く切れるようです。
使い方は、化学肥料の即効性タイプと同じです。
豚糞 豚糞を発酵させた後に、EMT型を加え4ヶ月以上寝かして有ります。
肥効率が良い・長く効く様に感じます。 
効き始めは中。

細かい・乾燥して居る場合、ボカさずに使えます。
播種にも使うことが出来ます。 その場合は、1ヶ月近い期間肥料袋に入れ口を縛って涼しい所で寝かしてから使います。
菜種粕 一般にはボカシて使います。  そのまま追肥に使う時には根元から 20cm以上離して施肥すると良いそうです。 
ボカシ ・ 堆肥に入れて寝かして居ないそのまま使用の場合は、効き始めは遅く、 3ヶ月近く掛かるようです。

私は使いませんが・・・
家庭菜園・プランター栽培・急ぐ時には、発酵油粕の固形を使うことも出来ます。   発酵済みなので、発酵時の被害・匂い・虫が寄り付く事も無く、肥効性も速くなります。

田んぼでは、そのまま使います。
薫炭 籾殻を燃やし、灰に成る前に広げて火を消したものです。
播種用土 作りには欠かせません。 
PH調整効果。 
土が固くなるのを防ぐ。
微生物の すみか にもなります。
草木灰 雑草・竹・笹・選定枝・落ち葉・稲藁などを燃やし使っています。
カリ分の肥料 ・ PH維持 ・ 虫除けに使います。

灰は強酸性ですが土に触れるとアルカリに変化し、野菜に優しいPH調整を行なってくれます。 
EMT型 米糠・籾殻・糖蜜又は砂糖・EM・井戸水又は汲み置きの水をよく混ぜ
3ヶ月以上寝かして有ります。  リン酸中心肥料です。
EMU型 米糠・菜種粕・魚粉・糖蜜又は砂糖・EM・井戸水を良く混ぜ3ヶ月以上寝かします。  密封容器に入れてガス抜きしながら寝かしますが、 投入後もガスが出ている感じ がしばらく有る様なので、植え付け1ヶ月以上前が無難でしょう。その間、畝立て前に2回は攪拌したほうが安全かな?
米のとぎ汁
発酵液
EM・糖蜜又は砂糖を加え発酵させたもの。

1ヵ月以上経つとエステル臭がし、T・U型・生ごみ処理用を作る時に 井戸水の代わりに使え、速く発酵するように感じます。
落ち葉堆肥の水分調整の時に使っています。

生ごみ処理用米糠を作る時に使うと、翌日から使用可能です。
薄めて液体肥料にも成る様です・・・ ←試したことはありませんが・・・
ボカシに使う菌 落ち葉・米糠・菜種粕・魚粉などを、ぼかす時の菌を考えますよね。
例えば、こんな物を使います。
 @竹やぶの落ち葉の下に有る 菌のうすべったい塊「はんぺん」
   これに、温かいご飯を被せて雨に当たらない様にして増やし、
   米糠等に混ぜて、暈し用の菌種として使います。
 A動物性肥料に入っている菌を混ぜて暈します。
 B購入でしたら
    嫌気発酵菌・・EM   好気発酵菌・・? etc (^_^; 
 C簡単に〜! 安く〜! これなら 納豆です
   日向水程度に温めた、汲み置き水・井戸水・浄水機の水などを、
   400cc程度用意。  納豆を1パック入れて攪拌。 
   ラップを掛けて暖かい所に10日ほど。
   ゴミ袋2/3程度の籾殻・米糠を混ぜた物を用意。
   水分は普通のボカシと同じに成る様になるようカルキ抜きのぬるま湯を足します。
   ゴミ袋に入れて、暖かい所に置きます。
   この、1回目のボカシをそのまま畑に入れても良いですし、
   菜種・魚粉を暈す時に種菌として使います。

   納豆菌の場合、菌が十分に回りボカシが進むと、米糠・籾殻に白い菌が沢山
   見る事が出来ます。 この時点で、ボカシの香りが出始めて居ます。
   好気発酵ですから、空気を気にしなくてOK。

落ち葉を集める場合は土に触れている葉、。落ち葉の下に土着菌が有るような所で集められるのでしたら、土着菌も少し持ち帰りボカシの菌に使います。
畑から出来るだけ近い場所で落ち葉を集めましょう。 地域・土地の条件に合う菌が生息していますから、その菌を畑に入れて上げると畑の土も元気に成ります。
苦土カル 有機肥料では有りませんが、PH調整と苦土を効かす時には必要です。
貝殻等より格安・速く効きますので、スギナが生えている畑で使います。
苦土が入っているので、大量に継続的に使うと、溶けてから攪拌出来無い所位の下の方に、固い層が出来てしまうそうなので、他の石灰質と順繰りに使った方が良いと思います。

JAで販売されている、天然鉱石を粉砕した物。
スギナを枯らしたい時にも使えます。(スギナの上からばら撒く)  
貝殻石灰 貝殻を細かく砕いた物。
農協では“セルカ”、 ホームセンター等では“カキ殻石灰”等
利きが遅いです。 多く施しても害は無いような感じです。
有機肥料と同時に使えます。

牡蠣殻を焼いて細かくした物
貝化石を粉砕(ミネラル分が豊富)
細かい物からちょっと荒めの物まで有ります。

PH調整効果はゆっくりで、“PH維持” と考えた方が良いようです。

 スギナが生えてしまい、確実にHPが酸性に傾いている穂場へ、 多めに投入しましたが直ぐにはスギナは枯れません。
ホウレン草も前半は元気でしたが効果が今一つすっきりしません。
PH維持に使う様にしてみようと思います。
土は締まる事無く、柔らかいままです。
腐葉土・落ち葉堆肥と一緒に積み込む方法も有るようです。
PHを調べる物を購入しないと〜〜〜どうにもなら無い様です。 

急ぐ時や、スギナが生えている様な酸性土壌の時には、初めは苦土石灰などで中和してから PH維持用に投入した方が良いようです。 
ゆっくりと持続的な中和作用が有ります。   
有機100%
配合肥料
我が家の使っている物は、メインは魚粉でNPKの調整済、粒状です。
肥料の専門店では、様々な有機のみの配合肥料が有るようです。



有機肥料は効き始めが遅くなります。
 化成肥料より7日〜10日早く施肥します。



  有機質資材施用基準   

                         神奈川県農業総合研究所データーより


前作・後作の野菜によって、肥料の量に違いが出ます。
肥料食いのキャベツの後の大根でしたら、元肥無しで播種。
豆類の後の根物でしたら、燐酸が多いものを使う。
暖冬なら、肥料効果が出やすいので元肥は少なめ。
傾斜地の畑なら、肥料は大目。
これらの様に、一概には決められない事が多いのです。
失敗した〜? ⇒ これを元の基準とし、翌年の肥料計画を立てましょう。



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