有機栽培への転換

                 
 子供たちが幼い頃、週3回の通院なんて当たり前の時期が有りました。
アレルギーマーチですので、院内で会った顔馴染みの看護婦さんの多い事。
廊下で会った小児科の Drの一言「今日は何科?」「この間の治った?」 
そのDrには、“Drと一緒に如何に軽く抑えていくか”を教えていただきました。
Drが呟かれた・・・
「農家だから、食べる分は畑を離して農薬掛けずに 作れるよね。
私も時間が有ったら家庭菜園をやりたいんだよ。」  
12年の月日が経っても忘れる事の無いその一言が、きっかけで有り、励みと成っています。


 先代やご近所の農家の方々は、普通栽培です
出荷用の茄子は、週1回〜10日に1回農薬を掛けていました。
虫食いや、虫付では商品にならず出荷できないので仕方ない様です。
自家消費分は・・・アレルギー体質の子供に食べさせるため、
低農薬用の野菜を植える圃場は離していました。
農薬散布後は1週間食べませんでしたね。
結果は、穴あきで虫付き野菜でした(笑)

 そして、自分で作る事に成って、全圃場を低農薬・低化学肥料に切り替えました。
平成11年9月〜平成14年8月まで低化学肥料・低農薬です。
農薬に付いては
出荷用茄子は収穫終了までに4回、ブロッコリー花蕾が見える前までに3回、
白菜とキャベツ2回、瓜科は初期1回
他の野菜は農薬なしです。 
化学肥料の年間使用量は全圃場で、70kg以内(有機配合20kg含)でした。
低化学肥料・低農薬の野菜の作り方から、野菜について色々と知識が増えてきた時に
売る野菜では無く、子供の頃に父が作っていた“子供の為の野菜”
子供たちが、畑でそのまま食べる事の出来る野菜を作りたい・・・・と思いました。
そして、Drの言葉。

どんな野菜に成るかは判りませんが、有機栽培・無農薬で頑張ってみることに。

換後3年はバランスが整わない様なので、収穫がどうなるか・・・・
落ち葉堆肥が何処まで作れるかが、悩みどころです。
想像したくは無いですが、焦りは禁物!!・・・・と言いつつ(^^;ゞ アセアセ 
勉強と経験を積むしかないですね。

 最近知ったのは、有機栽培と自然栽培の違いです。
有機栽培は、落ち葉堆肥・魚粉・米糠・菜種粕・鶏糞・牛糞・豚糞・貝殻粉などを使います。
自然栽培は、落ち葉と米糠だけで野菜を栽培しているようです。
自然農法の方は、20年・30年と年月を重ねています。これは、戦後化学肥料が主流に
成って来た時でも、ずっと農法を変えないで続けてきた方が多い様です。 
土がふかふかで舐めると甘く成っているんだそうです
除草作業では無く、草の根は残して刈払いし、畑に敷く。
自然農法は我が家の圃場では、どう足掻いても出来ませんね。

 栽培方法に付いて知っていくうちに・・・・・
有機栽培の問題点も有る、ポイントを絞って化学肥料を使う事は
環境・収穫量の安定・土壌に負担が掛からない点も有る事も知りました。

あれやこれやと、様々な事に頭を抱えながら
自分に合った方法と出来る事を・・・を模索して行こうと思っています

           先ずは土作りですね!



ところで・・・有機栽培って? 



有 機 農 産 物 の 日 本 農 林 規 格
http://www.kenkou.metro.tokyo.jp/shokuhin/jas/jas_yuki_1.html



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