青空菜園の     古代米      

7種類の栽培方法と写真

朝紫は、改良種の様です。 神奈川県での試験栽培の結果が、良かったそうです。

普通米と同じ田んぼで、植え分けする時には、普通米キヌヒカリの1/2の元肥量を入れる。
キヌヒカリ全窒素量5Kg ひとめぼれ全窒素量2.5Kg なので、ひとめぼれと同じ量になります。
一緒の田んぼの普通米には、追肥をこまめに行い肥料切れを防ぐと良いようです。
一緒の田んぼでの注意は、混ざってしまう事を避けるため1列離す、倒れる品種は畦に向かって倒すこと。
稲刈りが遅い品種は、粒落ちした籾米が翌年発芽する事が有りますので、分かった段階で抜き取り。
判別が難しい・探し出し難い場合は、翌年の普通米の種籾は購入する。
  ↑
 2006年、田んぼを変えて2年目ですが、普通米に黒米が〜〜(^_^; 
 お米屋さんは「機械がはじき出すから良いよ」と言ってくださいましたが、2007年度は種籾を購入します。
 新種籾・機械は別・・・・これでも黒米が混ざったら 『粒落ちした黒米の発芽』 が決定と成ります。
 黒米が混ざる事が駄目な場合? 休田です。 
 攪拌・代掻き・入水後、発芽が始まりますので、20センチ程度伸びたら水を切り攪拌。 これを秋まで続けます。
 混ざっていて、どうしても黒米を除きたい時は? 残念ですが、全て手作業でしっかりと取り除きましょうね(^_^; 
 ↑
 ヒエが増えすぎてお米の収穫が望めない場合で、無農薬栽培でしたら同じ対処方法を取ります。

背が高くなる品種は、数株で束ねたり紐を引っ張って、倒れるのを防ぎます。
掛け干しの時に、3日程度雨が掛かると、穂発芽が起こる時が有りますので、
出来れば軒下などの雨の当たらない所に干したほうが無難です。
少量ならば、穂刈してムシロに干す方が、簡単かもしれません。

脱穀 ・・・・機械 又は 手作業。
       手作業の時は、
       皮の作業手袋でしごき取ります。
       乾燥後、スベリ止めの付いている様な靴を履き、ムシロにこすり付けるように。
       粗方取れたら、皮手袋でムシロにこすり付け、穂をバラバラに。
       籾米が落ちるmm目の網に擦り付けて完全に脱穀し、
       次に、籾米が落ちないmm目の網に掛け、ゴミを落しておきます。
       籐箕であおって、塵 シイナ籾を飛ばします。 

籾摺り・・・機械で一気に!
      手作業の時は、 気〜〜〜長に!!
      すり鉢に籾米を入れ、野球のボールでこすり付けます。
      赤米・黒米は、途中で何回も玄米になった米から、取り出します。
      全部終わるまで入れたまま擦ると、色素の部分が無くなってしまいますので、
      注意しましょう。  
      私が、一人で手作業籾摺り⇒完了時玄米2/3カップをやってみて、
      “一人でやる作業ではない!” と思います。。。  

米摺り・・・精米すると白くなってしまい、 折角の色素・栄養素が大量に落ちてしまいますので、
       精米はせずに、玄米の状態で炊飯します。

 

2004年 2005年  栽培品種 6種の 播種日・田植え日は同じです。   凡その目安に(^▽^) 

品名 種類 2004年 
出穂日
 稲刈開始日
朝紫 黒米       モチ 7月29日 9月8日 9月17日の方がよい   穂刈
神丹穂  赤米 モチ ジャポニカ米 8月 4日 10月27日より             穂刈
インデシカ米 黒米       モチ   8月15日 9月14日 粒落ちするので早め   穂刈
紅の都 赤米      ウルチ 8月23日 10月6日 竿掛けで乾燥        稲刈
赤モチ           モチ 8月31日 11月7日                 穂刈
緑米 アクネモチ 9月 4日 11月7日                 穂刈


2006年  冷夏 8月15日までの日照時間と気温は低い。9月10月の気温は少々高め。
       栽培品種 7種の 播種日・田植え日は同じです。    

品名 種類 2006年
出穂日
2006年 稲刈開始日
朝紫 黒米           モチ 8月1日 9月26日種用稲刈り。
     10月4日食用稲刈り。
神丹穂  赤米  ジャポニカ米 モチ 9月1日 10月25日 
インディカ米 黒米           モチ  8月16日 9月19日種用穂刈。
     10月3日食用穂刈。
紅の都 赤米         ウルチ 8月20日 9月26日種用稲刈り。
     10月4日食用稲刈り 
赤モチ               モチ 9月1日 10月26日 
緑米            アクネモチ 9月7日 10月16日稲刈り。 早過ぎた感じですが、殆どが緑。 時間を掛けて乾燥させました。
奥の紫 黒米          ウルチ 8月1日 9月26日種用稲刈り。
      10月8日穂刈。 

 紫黒米 ⇒ 黒米 の様です。


2006年 冷夏の為、インディカ米だけ病気(?)が出ました。
      籾米に緑っぽいかたまりが・・・・調べなくっちゃ〜〜
      収穫の良い年は、籾米に黒いかたまりが出来る、と言われているそうです。
      緑だったので・・・・何だろう〜?
      調べた結果・・・・・イナコウジでした。 
                     イナコウジ→ 穂の米粒に緑の菌の塊。中はオレンジ色。潰すとベタつきが有る。
                 田んぼに菌が有るそうです。
                 菌を無くすには、農薬散布が必要のようです。
                 保存中の籾米では、菌が増えていきますので、急いで除去。
                 田んぼでは、菌の付いている穂は穂刈し処分。
                 
      原因・・・・・・・・・・・稲刈り時期が遅いと、水温・気温が低いので、発症しやすい。
                 早めに田植えを行ない、出来るだけ早く出穂させる→稲刈りが早い→
                 発症しにくくなる。 冷夏の年は、要注意。
                 保存中に菌が繁殖してしまうので、穂、脱穀時、貯蔵前・・・・取り除きます。

           ん〜〜?イナコウジ?? 米コウジ?? 味噌作りに使う菌??? 同じ緑の菌だけど〜〜違う?同じ?

★紅の都の数株が出穂を始めましたが、進みが悪いのと出穂日が早すぎますので、
 品種が混ざった可能性も有ります。 後日、結果が出るでしょう。

★朝紫は分ケツが良いが、出穂にむらが有る。 黒色が綺麗。 改良品種。
★奥の紫は分ケツが悪いが、穂の出方が揃っているものの、収穫量は少ない。 改良品種。
  色は、朝紫より茶色が強い。
★朝紫と奥の紫は、葉色籾色全てそっくりなので、近くに植えないこと。
  判別方法は、餅と粳なので精米にて判別できる筈・・・・(^_^; 
★古代米に雀が群がるのは、開花から乳状時期の匂いの強さが、普通米より数倍強い為の様です。  
  ネットを掛け、ネットの裾は水の中に。
  ネットの継ぎ部分が有る場合、 しっかり! 確実に! 留めてください。
  ほんの僅かな隙間から入り込んで、ネットの中で食事をしてしまいます。
★神丹穂の出穂は、2006年度はなかなか始まりません。 以前の出穂日を日誌より再度確認します。
★ノゲが長い稲は、雀の被害はごく少量。 他の田んぼに稲が無くなり、食べるものが無くなって仕方なく・・・
  頑張って少量!
  こんな感じなので、ネット無しでOKです。


黒米
  
    糯米・粳米
玄米の色が文字通り黒色で、果皮、種皮の部分に黒紫系色素を含み、
この部分にアントシアニン系の色素が含まれ、ポリフェノールの一種。
アントシアニン  血管を保護し動脈硬化を予防する働きがあり、
老化・発ガンの抑制に関係する抗酸化作用が期待できる。

基本的にモチ米で滋養強壮、造血作用、虚弱体質に効果が有るといわれています。
おはぎの起源としても有名で、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンE、鉄分、
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、リジン、トリプトファン、他 を含みます。

奥の紫は、うるち米。 朝紫は、もち米。
赤米

    糯米・粳米
玄米の色が赤褐色をしているのが特徴です。
果皮の部分に赤色系色素を含んだ米で、お赤飯の起源とも言われるお米です。
この赤色はタンニン系赤色色素で、ポリフェノールの一種。
栄養価は高めで、ビタミンB1、B2、E、タンパク質、鉄、亜鉛、他 を含みます。
緑米

    糯米
生産量の少ない種類で、うすい緑のもち米です。  早めの収穫をすると緑ですが、
通常の収穫まで待つと薄黄色〜白の様な色に成ります。
玄米の色が緑色で、果皮の部分に緑色系色素を含みます。
カルシウム、鉄、亜鉛、他 を含み、古代米の中では食味の良い
(らしい。混ぜて食べていますので、私には判りません)米です

                                 

 赤モチ  8月31出穂 
       ノゲの色は紅の都と似ています
 紅の都   赤米 (粳) 8月23日出穂 
         花が終わると直ぐに穂が垂れます。
 
 稀珍黒   中国紫黒もち米インディカ種   8月15日出穂 
      登熟が速いのかな?  
      熟すと粒で落ち、翌年発芽してしまうので注意。
      風では落ち難いが服で擦れると直ぐに落ちます。
      冷夏の年は水温に注意。 
      この品種だけは、いもち病(?)が出やすいです。
 緑米  アクネモチ 9月4日出穂  
    出穂を諦めていたのですが9月に入って出穂しました。
    背丈が高いので、倒れ始めたら数株毎に縛っておきます。
    熟すと黄色くなってしまいます。早めの稲刈りを。。。
    早すぎても乾燥に手間取りますから、半分の籾が熟した時期が
    良いでしょう。
 神丹穂 赤米 ジャポニカ米  8月4日出穂  
    次々と出穂します
    濃い色のヒゲで、園芸店で花と一緒に販売されている品種です。
    開花から 登熟までに、日数が掛かります。
    近所の方で、畑で作っている方が居ました。
 朝紫  黒米  モチ   7月29日出穂  
    逸早く出穂の為 雀の被害に合いました。 
    茎元が黒・折ると中も黒。
    普通米(モチ米)5合 朝紫0.5合で炊くと、小豆色に近い赤に
    成ります。 
    精米すると中は白い。

   奥の紫は、朝紫そっくりな粳米です。 苗・葉・穂・収穫時・・・・余りに似ていて判別は難しいです。 
  分ケツに違いが有りますが、比べてみれば・・・程度です。
  玄米では、奥の紫の方が 茶色が強いですね。

  ベニロマン 神丹穂より背は低い。 ノゲは長め。 稲刈は神丹穂と同じ位に成る感じ。
  ベニコロモ 普通米と同じ背丈。 ノゲは短い。 気温の影響を受け易く、開花期に気温が低いと実留まりが無い。 その後、ブンケツしながら開花が続くので、
          初めの開花に期待が出来無い場合は、後の開花で収穫。 穂刈で収穫量の確保。
          初出穂・初刈りは早時期と成る。

  肥料の吸収が良いので、元肥を少なくしても収穫できますが、翌年への持ち越し肥料分が無くなると、考えた方が
  良いようです。

  雀は、美味しいもの ・ 安全なもの ・ 変わったもの へと 群がるそうです。 
  去年まで使っていた、一般のネットの目の大きさでは、ダイビングの格好をして、ネット内へ飛び込み食事をします。 
  オレンジ色の細い糸のネットは、出入り口を作ってしまいます。 
  今までは、こんな事をすることは有りませんでしたが!!   
  10×10センチの隙間で、あっという間に30羽が入ってきました。 出る時は〜〜〜 ネットを破ってでも出てきます。
  ブルーの強力ネット・目は小さめ を、オレンジ色のネットの上から被せて、完全防鳥しました。 
  来年からは、目の細かいブルーのネットのみとします。

  穂とネットの間が少なく穂ギリギリの高さですと、一斉にネットに降りて・・・ネットを下げ・・・食べてしまう被害が出たそうです。
  雀とは言え、お腹が空いている時の “食べたい” 一心の知恵って凄いですね〜〜

 穂刈と稲刈り
  古代米及び品種改良された朝紫は、普通米と違い刈が遅れた場合、途中で茎が折れる・地面より10cm程度の所で茎が折れて
  地面に付き発芽します。 いつまでも新しい穂が出てきますので遅れがちに成り易くなりますが、ちょっと早めの収穫の方が収穫量が
  安定すると思います。 穂刈りの場合、下から出てきた穂の収穫の出来ますが、霜が降りる頃まで収穫が続き・・・中々終わらない仕事
  と成ります。 

 

        古代米は、玄米で食べます。 精米すると白米になってしまいます。 
        機械にて籾摺り後、手作業で残った籾米を取り除いています。 
          この手作業除去作業が大変な農家さんの中には、精米機にて3分摺りを行って販売している場合があります。
      

 黒米インディカ米 
長粒の為脱穀機に掛けると、割れ米が出ます。
籾摺り機で更に割れます。 ダップ率を上げる為2度掛けすると・・・・1/4近くが割れ米に成りますので、 機械1回掛け後、手作業でダップ率を上げます・・・手作業で除去です。
 赤米  標高の低い海の近くでの栽培が適し、海から離れた田んぼでは、赤色を綺麗に出す為に、 ミネラル分(塩)を穂肥に投入すると良いそうです。 籾米と色が近いため、籾米を探すのは時間が掛かりますが、籾摺り機2度掛けで殆ど綺麗になります。 2度掛け後の割れ米極少量。   紅の都
綺麗な赤い色に成ります。
籾摺り機2回掛けで、ダップ率を上げます。
 朝紫
改良されていてノゲは短く、稲刈り機などの機械を使っての収穫が可能です。 稲刈り間近の粒落ちは他品種より少ないように感じます。 籾は、普通米と同じ色なので目立ちますので、除去が楽です。
 神丹穂
粒揃いが良い品種のようです。 ノゲが長くダップ率はあまり良くありませんが、籾米は目立つので除去が楽です。
 緑米
緑色と成るように収穫はちょっと早めに行います。遅れると黄色っぽい白に成ってしまいます。
熟す前の緑のうちに稲刈りなので、粒が小さめと成り・・・ダップ率は最悪。 籾摺り機3回掛けでダップ率の向上を図ります。 作付け面積に対し7品種の中でも収穫量は一番多いです。


2005年度の6種ミックス米です。
屑米の少ない粒の良い古代米が出来ました。

6種類全部混ぜると〜〜〜
こんな感じと成りました! 凄い!!

普通米5カップ
6種類の古代米1/2カップで、炊飯したら〜
モチモチ! プリプリ! 
1/4カップでもOK!? と感じました。
2006年度の7種ミックス米です。

緑米の稲刈りを早く行なったので、綺麗な緑の
玄米と成りました。
奥の紫  粳米

朝の紫より茶色が強いです。
水温が低かったからなのか、品種的なのか
分かりませんが、朝の紫より分ケツ本数・収穫
量は低いです。

                天候の影響で、 年度により収穫量に違いが有りますので、混合時の色合いに違いが出ます。
                 毎年同じ分量で混合? ・・・m(._.)m ごめんなさい。 中途半端に残りが出るので、収穫量に合わせます

 

籾摺り

脱ぷ率の悪い種類は2回〜3回掛け。
黒い米は、籾摺り時に割れてしまう率が大きいですね。 黒なので割れると目立つので、2回目は試し摺りを必ず行ないます。
籾摺り機を掛けた後は、全量手作業で籾米除去です。 米の重さによっては、籾摺り時に送風を弱めて米が飛ばされない様にしますが、
風量調整した品種には、籾殻も沢山入って居ます。 この籾殻は、手作業・少量づつ、扇風機で飛ばし直しです。

何故、こんなにダップ率等が悪いのか? 古代米にも使える脱穀機が以前は有った様ですが、今では検索しても見つからず〜 
更に、中古で探したので有りませんでした(^_^;  
古代米に使える機械は、ノゲの長さやインディカ米対応。 勿論、普通米OKです。
先代が使っていた脱穀機は、 普通米用、相当古いが掃除が簡単。 普通米ではダップ率に問題は無いのいで、使って居ます。
普通米ダップ率95% 精米時に、籾殻は落ちてしまいす。
古代米では、ダップ率30〜90%程度。 籾摺り機に掛ける回数を増やしたりした後、99%〜100%に近づける為に手作業となるのです。 


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

古代米を植えるに当たっての注意


17年度、インディカ米に交雑種が出ました。
背丈 160cm  有りますが倒れない。
分けつは2倍
穂は長いが、数粒しか付かない。殆どが空。
玄米の色は、薄い茶色又は微かな茶色と薄い茶色のグラデーション。
ノゲは付け根からノゲ先に向かって半分位まで薄い赤。

数種類を植える場合、多品種との穂の間を
30センチ以上開ける事を必ず守る事で、交雑を防ぎます。
これは、普通米も同じです。

18年度に、上記の交雑種 1株 より採取  植えてみました。
結果は・・・・
 赤米系の雑種と思われます。
 細かく分類すると10種類近くになります。 1株から採ったのですが、これほど違いが出るとは思いませんでした。
 玄米の色    白米、赤米、ほんのり赤、黒っぽい茶米、茶っぽい黒米
 葉は       インディカそっくりな・・・・・・・背が低い〜 背が高い まで、
           赤米・神丹穂そっくりな・・・・細い葉、背が高い〜低めまで

生米で食べた感じで、とても甘い白米が有ったので、増やしたかったのですが・・・・・ お婆様・・・・残す予定の無かった籾米と混ぜちゃいました(^_^; 
次の候補・・・・結局、沢山種類が有りすぎて悩んだ末、穂刈の時に屈んでの作業の負担が少なくなる株から取る事に。
   インディカの遺伝を強く受け継ぎながらも背が高い・穂の揃いが良い・分けつが途中で終わる為 一回の穂刈で済む、
   色はインディカの黒に近く、粒の形も良い。
   但し、穂刈の時点での穂の数は 12〜15 有ればよい方。


   来年、この株の種籾を全量田植えし、更に良い株から種籾を取ります。
   3年後。 どんなインディカ種が出来るのか〜〜楽しみです(^▽^) 
      後日談・・・・お婆様が食用に混ぜた〜!! ガックリしてももう見分けが付きません(^_^;

おまけの記録!
赤米を植えた田んぼ・・・・稲刈りしてみると、田んぼの土が赤い!!
稲刈り時に赤色がちょっと足りない感じでも、乾燥時に雨に当たると? 葉の色がお米に行く?
しっかりと、赤い粒に成っています。 特に赤米はこの現象がはっきりと出ました(^▽^)



  稲刈り時の注意

数種類の古代米を植えた時には、品種・穂の色を確認しながら混ざらない様に稲刈りしてください。
極力、粒落ちしない様に丁寧に・・・・そ〜っと・・・・刈りましょう。
結構落ちたなぁ〜〜と言う時は、
  @バーナーで全面を焼き払います。 
  A翌年は、肥料を代掻き2週間前に漉き込み、雑草と稲の発芽を即し代掻き時期に漉き込みます。


  脱穀・籾摺り時の注意 ・・・・→  機械の場合

これが一番大変ですね!
機械を、普通米用と古代米用に分ける事をお勧めします。
古代米の中でも、背の高い品種は、藁が柔らかく絡まりやすいし詰まり安いので、
古いタイプでベルトで動かすタイプか、出来るだけ掃除のしやすいタイプが理想的。
詰まった時に、カバーを外したり倒して叩けば何とかなるタイプですね(^▽^)

籾摺り機械は、ノゲを除去出来れば何でも良いかもしれませんが、
除去できない場合は、出来るだけ小さく単純な機械がお勧め。
ゆっくりと手で流れる量を加減しながら、落として行きます。
↑のタイプが無い場合は、ノゲ除去用の機械が必要・・・?

古代米に使う為の脱穀機・・・我が家が使っている機械は、とても古いタイプです。
中古で探す時は、お近くの農機販売店に問い合わせ、
探していただいたり、買い替えで中古が出るのを待ったりしてください。
必ず「古代米で使う」と伝えてくださいね。
小麦も、同じ機械で脱穀しています。

普通米と共有で機械を使う場合・・・・
自走式の機械ですと、どんなに掃除をしても混ざる場合が有ります。
自家消費分のお米以外、共有しない方が無難です。



  混ざってしまう可能性は何処で?

普通米と一緒に植えた場合・・・植え分けの場合・・・・・
朝紫・奥の紫の様に、籾を取って見ないと判別が難しい苗を一緒の田んぼの端に植えた時、
田植え時に浮いた苗が普通米の根元に流れ、気が付かなかった時。
穂の色が違う品種ならば、稲刈り時に先に刈り取ってしまえばOK。

粒落ちして、翌年自然発芽も有ります。
朝紫・奥の紫の、普通米と一緒の田んぼへの田植えはお勧め出来ません。
朝紫等は、普通米と見分けが付き難く、籾摺り後に確認する以外方法無し。
粒落ちにて翌年発芽し易い・目立つのは、神丹穂。 
  2007年・キヌヒカリの種籾実を新規に購入し、黒米の翌年発芽が起こるか確認中。
万全を期すならば、古代米だけの田んぼの方が安全です。

脱穀時も混ざりやすいです。
どんなに掃除しても、除去し切れません・・・・時間を掛けて分解しながら丁寧に!これならOKですが・・・・・
種籾は、手作業か↑の掃除を十分に! 大変でしたら購入します。

籾摺りも同様です。

種籾播種前の消毒時・・・・・
しっかりと、袋の口を閉める。袋は目の細かい物を使う。

播種時・・・・・
播種は、1種類づつ行なう。
播種したケースは離れた場所へ移動させる。

育苗中・・・・・
中盤以降プールで管理する場合、根が浮かない様に丁寧に扱う。
浮き苗等は、プール外へ捨てる。

田植え時・・・・・
浮き苗は捨てる。
植え残りは、田植えした品種の所に置き苗し、残りの苗も品種別に置く。
刺し苗は、この置き苗以外使わない。

古代米だけの混合米にする場合・・・・・
種籾を先に刈り、手作業で籾米にすれば、前後の混ざってしまう危険は、考慮しなくて良いでしょう。

機械も様々な種類が有るので、十分考慮して選ぶ事をお勧めします。
家庭菜園の場合は、手作業と成ると思いますので、 「時間が掛かる作業」を前提に、植える株数を決めてください。


機械でも籾米が残る・・・・・
籾摺り時、粒の大きさによっては送風量を最小にしないと、籾殻と一緒にお米が飛んでしまう場合が有ります。
送風を最小にした場合、お米に籾殻が混ざります。 
扇風機等、他の送風可能な機械にて除去してから、籾米を除去します。 
精米3分付きを行なう方もいらっしゃいますが、色素部分が多少成りとも落ちる事を
前提に行なってください。 
コイン精米機での精米は、後から精米するお米に必ず混ざってしまいますので、行なわないで下さい。 
 後からの精米30Kg以上に混ざります。。。。。


  普通米と一緒の田んぼ・・・・普通米だけにしたのに白米に混ざっている時の対処

種籾を購入し、出来るだけ古代米が出ないようにします。
暫く、種籾を購入する。
1株づつ十分に観察し、見つけ次第刈り取る。
  朝紫・奥の紫共に、葉・茎・籾の先端に色素が出ますので、時間を掛けて探してください。
米の発芽可能年数は1年なので、一年休田し 5月〜9月いっぱいまでの間に3回程度攪拌し、種を無くす。


理想ですが〜〜〜
古代米専用田んぼ。
機械も専用に。
種は、手作業で処理。
    結構大変な作業で〜〜す !! (^_^; 
    ★1反分作りたい〜〜??    単品の方が速い! 手間が掛からない!
     ★私みたい混合したい? 300Kg 籾米探しを手作業で探しで〜す!? 
      ★籾米の選別機械が有る?  それなら簡単でしょう〜!
       ★色素選別機(?)が有る?  更に簡単でしょう〜!
★家庭菜園で作りたい? 容器栽培ですね〜 1株当たりの収穫量も良く成りますし、水の管理が楽です。
 ★林檎の箱サイズの発泡スチロールでは大きい?  四角い2Lのペットボトルなら倒れないし、大きいのでOK 1本植えで。
  ★種籾?  ん〜〜〜(^_^;  ネット販売しているHP が有りますね〜〜 我が家では、種用に十分配慮して栽培していません。
      雑種が混ざっている可能性を考慮し、現在は販売は行なって居ません。
      「学校で、楽しむ為の分」 ← 1回限りで種籾は採らない。 食べるだけなので、雑種が出ても気に成らない。
      この程度の種籾です。
      私が種籾を採れるのは?  A  雑交配し難い条件の場所の苗で、色・葉・穂の状態・玄米の色等を良く見て種用の株を決め、
                           株単位で種籾を選んでいるからです。 
                        B 元の姿で有るか? これが一番肝心ですね。
                          突然変異していないか等、確認して頂きながら1回目の古代米栽培を行ないました。
                          その時の葉と稲穂の状態と同じ穂を選んで居ます。
                         
           それでも、雑交配が1株出たのですから(^_^; 
           一株の穂でも、植えて見れば10種類→ 1粒づつ受粉した花粉が違うと言うことですね。      
           更に、混合米ですから雑種が色素米であれば問題無し? (^_^; 問題ですよね〜〜!?
           家庭菜園で種籾を採る場合、容器栽培とし容器の間隔を十二分に取ります。

雑交配を防ぐには!?

 栽培方法何れの場合でも、1種類の栽培!! これに付きます。
 2種類以上栽培するから交配しちゃうんですから〜(^▽^)
 普通米では、 農家でも3〜4回の自家種を使った後は、種籾を購入しています。
 バカ苗が出た年は、種籾は残しません。
 古代米では、容姿・玄米色等で判断し、異常が有る株は早めに刈り取ります。

雑交配を利用する!?  

 自分だけの古代米を作りたい? 
     雑交配した株から、気に入った株の分ケツ・粒色・丈等で選別し、数年植え続け固定します。
     固定された時点で、自分だけの新品種ですね (^▽^)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
上記 機械は、手に入る物の中から選んでください。 
我が家の機械は古すぎて、中々手には要らないと思います。
普通米とは別にすれば、何でもOK〜! 位に、 気楽に探してくださいね〜〜

ちなみに・・・・麦の脱穀も、お米用の脱穀機で脱穀します。

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我が家の古代米の6種類の種籾は 「HM ともさん」 に頂戴し、更に・・・
当方まで来てくださり、栽培方法の指導をしてくださいました。 感謝!!
奥の紫のポット苗は、厚木船子 「ケーヨーD2」にて2006年購入。
ベニコロモ・ベニロマンは、彩の国にて2007年購入。




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